『電撃ホビーマガジン』誌上で実施された、VIシリーズを用いたACプラモデルのコンテスト。
“無差別”の三文字を関する通り、コトブキヤ純正のパーツ以外にもスクラッチでの自作パーツの制作も認められている(作者オリジナルのものも含まれる)。また、既存のACではゲームシステム的に不可能な機体構成の機体も投稿された。
優秀作品はその搭乗者も含め、同誌で連載される『ARMORED CORE BRAVE NEW WORLD』への参加がなされた。
また、好評につき第二回コンテストも企画され、模型製作をメインに活躍するレイヴン・リンクス達が第一回コンテスト以上に高い技術力を披露した。
以下に賞を受賞し、BNWに登場した機体、作中での描写を含めて記載する。

Badhdh Cath

「コトブキヤ原型部賞」受賞。
第0話、第一話に登場。搭乗者はモグリー。
深月が観戦するアリーナで試合を行っていたが、試合の勝敗については明確な描写がされていない(その試合で対戦相手だったACと戦場で味方として合間見える話は展開される。また、後にモグリーが敗退していたと思わせる描写がある)。
その後、第一部、第二部と出番は無かったものの、第三部において本格的に登場を果たす。

SCISSORS

「電撃賞」受賞。
双子特有のシンパシーをマトリクス共振システムで同調させる事で完璧なコンビネーションを生み出す二機のACであり、ドラコーン計画の産物のひとつとして描写されている。
表向きには双子の美人姉妹の乗るACという事になっているが、実際にはパイロットも人工知能群の操るアンドロイドに過ぎない。
また、受賞者の作品の設定を用いているものの、モデル製作はちいたわからし氏が担当している。

DARK・PHANTOM

「可児賞」「同じ人だから合わせ技で受賞で賞」受賞。
ドラコーン計画によって生み出された二脚型と逆間接型の新世代規格機
劇中ではBLACK UNKNOWNと同じく「黒い奴」と呼ばれる事も。
本来の作品名は「プロトステイシス」と「アンサング」だが、作品の世界観に合わせて設定と名称が改められ、前者はファントム1、後者はファントム2と呼ばれている。

Evidance

「コトブキヤ賞」受賞。
騎士を思わせる外観をしたカスタム機。ランスの形をした大型射突型ブレードと専用の追加ブースターを装備している。それ故に、搭乗者の台詞回しと合わせて登場時のインパクトが強い。
搭乗者はEUアリーナトップランカーであるシンサ。 アクアポリスコロシアムでサーティマーウォルスと戦うも大破するが、シンサの戦闘データは御使いに流用され、ゼラ達と交戦する事になり、これが物語の重要な鍵となる。

イクセス

「神野賞」受賞。
上海アリーナのティフィン・シードルの乗機。
本来は彼女の義母の機体だが、それをティフィンが受け継いで使用している。
作中では常にゼラの乗るタイクホワイトと一緒に登場しているが、後にとんでもない因縁(後述)が明らかになる。
また、ティフィンの苗字はアーマード・コア ザ・フェイク・イリュージョンズリャノン・シードルと同じだが、恐らく何の関係も無い。

ウォーハンマー

「フロム・ソフトウェアデザセク賞」受賞。
大口径レーザーキャノンとエネルギーフィールド発生装置を用途に応じて使い分けられる特殊武器腕が特徴。
防御力の高い機体として描写されているが、カスタム機であるためメンテナンスに手間が掛かる。
搭乗者はEUアリーナのカレル・ケレンスキ。 なお、本機体の制作・投稿者曰くカレルは本機以外のACも所持しているとのこと。

オルトリンデ

「コトブキヤプラモ開発スタッフ賞」受賞。
白を基調としたカラーリングの中量二脚型AC。
搭乗者はワールドリーグ上位ランカーのレヴァイン。
初登場時は敵として登場したが、それ以降は深月らの味方として活躍。第三部ではウォーハンマーと共闘し、赤い御使いと交戦して引き分けている。
余談だが、同名のランカーレイヴンがNBに登場する。

シルヴィーユ

特別賞「浮き浮きで賞」受賞。
搭乗者はトーキョーフロンティアアリーナ上位ランカー、ディモス・ガモス。
スキンヘッドが特徴の妻子持ちであり、自らTV番組のプロデュースもしている。
機体は右腕部がチェーンガンとなっており、その弾倉を右肩に備える。また、通常は二脚型の機体として運用されるが、リニアハイウェイ上を高速で移動出来る専用のリニア型脚部が用意されている。作中ではスポンサーの意向により、対ウィクトーリア戦において運用。
後に製作者によって二脚パーツが郵送され、それを用いたCGが作られた。
恐らく公募ACの中で一番活躍したと思われる機体である。

タイクホワイト

「ヽ(´鍋`)ノ賞」と「NAOKI賞」を同時に受賞。
搭乗者はLAアリーナのゼラ。
ゼラ専用にカスタマイズが施された機体であり、脚部とブースター、ライフルが専用の物となっている。
作中ではイクセスと一緒に登場する事が多い。
また、ゼラは「Evidence」に乗るシンサとは親子であり、彼女の母(=シンサの妻)がティフィンの義理の母でもある。

ツァウバーリート

特別賞「さわやかで賞」受賞。
搭乗者はアクアポリスのコロシアムに身を投じるレイヴン、キアーヴェ・ディ・ソル。
作中では対SCISSORS戦においてウィクトーリアとタッグを組み、キアーヴェの捨て身の作戦によりSCISSORSを道連れに大破。 コロシアムやアリーナ、依頼で得た資金を孤児院の運営に当てている。

デストロイドボア

「ミリタリーで賞」受賞。
他の受賞作品とは異なり、搭乗者や機体の設定が記載されていなかったため、作中ではアスマ・グリーンフィールドの乗機として登場する。
BLACK ONEとの戦いに備えて用意した機体として登場し、その戦闘において撃破されるもアスマは生還。


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