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公式小説『ARMORED CORE FORT TOWER SONG』並びに公式漫画『ARMORED CORE TOWER CITY BLADE』に登場する、ナノマシンの集合体が浮遊したもの。
大破壊後、環境浄化を目的に散布されたナノマシンの自己増殖システムが暴走した結果の産物で、全世界において地上300mほどの高度を雲のように覆っている。
フィールド内に突入した航空機のエンジンに直接的な破損を引き起こすため、軍民を問わず航空機の運用に強い制約をかけている存在。
またミサイル等も空力制御を妨害する他、エネルギー兵器類も減衰・無効化させられてしまう。
当然、気象にも影響しており、特に日照は年平均数か月程度で、地上の農地開拓を妨げる要因となっている(シオン・ヴァールの弁による)。
また、これを応用したAC用の防御装置も両作品に登場している。
TCBではエクステンション「TX0-KAILS」としてアレスOに搭載され、防御と同時にアテナOに搭載された超演算プロセッサの冷却補助を担当していた。
ヴァルカンセイバー、アンバーメイデンVU両機の全武装(ハイレーザーライフル、レーザーキャノン、バズーカ、ダガー)を無効化する圧倒的な防御性能を発揮した。
が、小型化の代償によって展開時間が約2分と限られていたことと、展開中は内側からの攻撃も不可能になる点を(多少偶然性も混じったものの)突かれ、アレスOは搭乗者気絶に追い込まれる。
FTSではミナーヴァT1及び同完成型に搭載。
機能的にはアレスOに搭載されたものと同様と思われるが、完成型においては超演算プロセッサのみならずフリッカーシステムの強制冷却も兼任している。
ただし、超演算プロセッサ稼働中はそれでも冷却が完全には追い付かないようである。