ACが装備できる最大級の実弾火砲。4シリーズではグレネードキャノンと表記されている。
高威力だが運用に技術を要し、大重量で少弾数、着弾時に大爆発を起こすなど特徴が強い。
全作に登場する伝統カテゴリであり、特に大グレはACを象徴する武器の一つ。

キャノンゆえの構え制限や遠距離型サイト(低い近接適性)、長いリロード時間など、御世辞にも扱いやすい武器ではないが、反面その攻撃性能は非常に高い。
特にPSACシリーズAC4では爆風の威力がかなり高めであり、MT程度の敵機ならば爆風だけでも十分撃破できるほど。これを利用して、数体の敵をまとめて薙ぎ倒したり、遮蔽物ごしに攻撃するなどはACユーザー御馴染のテクニックである。
発射される巨大な火球のようなエフェクトも相まって、数ある武器の中でも特に派手な部類に属する。
(ただし、AC4では火球エフェクトは廃止されており、純粋な砲弾が飛んでいく)

バズーカなど他の実弾系重火器と比べ、高威力でありながら弾速や補正などがやや優れている傾向にある。
また当たり判定も大きいため、サイトの狭さや近接適性の低さをカバーすることができるのならば、火力と命中率を兼ね備えた強力な武器となりうる。

なお、発射制限のネックを解消した腕部型も存在する(いわゆるハングレ)。
こちらは構え不要により様々な機体で運用可能になっている反面、流石に性能は背部型より若干劣るものがほとんどである。

強大な威力を誇るグレネードではあるが、4系に於いてはPA貫通力の低さから、ネクスト等を相手にする際はそのパワーが殺されがちである。
従って、マシンガンショットガン等、PAを剥がす武器と組み合わせるなど、有効な運用には工夫を要する。

余談だが、本来「Grenade Launcher」とは低反動・低初速で放物線を描く擲弾を発射するもので、ACシリーズで言えば投擲銃に近いものである。
直接照準で運用し、長砲身から高初速で砲弾を発射するACの「グレネード」は、『榴弾砲(Howitzer)』、もしくは『カノン砲(Gun)』に分類されるものと考えられる。
(ただし、米軍のMk19自動擲弾銃のような「中速」のグレネードは実在するが、AC用のそれとは似ても似つかない)


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