公式小説『ARMORED CORE FORT TOWER SONG』の主人公。女性。
フェルトリカ共和国軍の特務AC部隊に所属する軍人で、階級は少尉。
スパロー(sparrow:ツバメの意)はコードネームであり、本名は不明。ラストシーンで名前を告げるシーンはあるが、肝心の名前は出ていない。
AC部隊に配属される以前には特務工作員としての訓練を受けていたが、工作員としての任務に就いた直後にAC養成施設へと派遣されている。
彼女自身はACに対して幼少の頃からある種の恐怖感を持っており、それゆえか人並みの操縦技能を持ってこそいるものの、ACという機械そのものを信頼していない。

作中での第7次パスカ侵攻作戦において隊長のキングフィッシャーを含む同僚全員を失い、ただ1人敵地に取り残される。
この際、身を隠すために近くの死体から衣類を剥ぎ取り、成り行きでソフィ・ヴァールとしてタワーの主席制御官であるシオン・ヴァールとその娘のメイと共に生活を送る。
その後6ヶ月の間、味方の支援を期待できない状況で単身タワー破壊の下準備を重ねていき、第8次パスカ侵攻作戦が開始される段になってX3をタワーに向ける所までこぎ着ける。
しかし、その6ヶ月の間に特務部隊時代とは異なる意味での生きる目的を見出してしまったがために、シオンらを裏切ることができず、任務を放棄する。
任務放棄の後は、ミナーヴァ(完成型)で侵攻してきたフェルトリカのAC(キングフィッシャーのKF?)と交戦し、これを撃破。
第8次侵攻作戦失敗の後はソフィ・ヴァールの名を捨て、本名で生活している模様。

ちなみに、OVAとしてFTSの制作が発表された当初は、公開された設定画の髪型(ベリーショート)もあって、性別をつかみ切れないファンが多かった。


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