ACFTS/TCBの施設

公式小説「ARMORED CORE FORT TOWER SONG」(FTS)及び公式漫画「ARMORED CORE TOWER CITY BLADE」(TCB)の舞台となるテキスタン連邦共和国の要塞都市、パスカの中心部に置かれた施設。

外見は巨大なガラスの塔であり、外部からのノイズを遮断するために構造物の9割は水を満たしたタンクとなっている。タワーが稼働する際には高熱を発するため、これは冷却水としても機能すると思われる。
大破壊以前の技術の集合体であり、人工衛星と単分子ワイヤーと接続されてあらゆる戦略・戦術情報をリアルタイムに収集、分析する機能を持つ。

しかしながら、その全容はいまだ解明されていない(シオン・ヴァール曰く、タワーが完全稼働すれば気象コントロールやカイルスフィールドの制御も可能となり、地上での生活がより安定したものになるという)。
ただし、未解明の部分が多いとはいえその量子コンピュータは極めて高い性能を誇り、パスカ守備隊のデータリンクに加え、未来予測に等しい戦術指示を与えることが可能となっている。
もっとも、パスカ守備隊はタワーによる情報支援に依存していた節がある。この機能が一時的に停止した第8次パスカ侵攻作戦の際には、市街地へのAC部隊の侵入を許している。

FTSの時点ではこの施設が大破壊以前の技術の唯一のサンプルであり(作中のシオンの台詞から)、パスカがフェルトリカの侵攻を幾度となく受けるに至った理由の一端もここにあると思われる。

ACVDの施設

ACVDにおいて、世界各地に設置されている超巨大施設。
タワー(塔)というよりは天を支える柱の様に太く、頂点の方がオブジェクトが多いバランスが心配になる形状をしている。
世界中に点在しているが、形状は共通でありほとんど差異はない。
内部には旧世代の技術が保管されており、これを新資源のごとく解析した結果AC用武器腕UNACが生み出されている。
その為ストーリーにおけるバックグランド自体はFTSのタワーと共通と言える。
7つある各エリアごとにタワーがあり、これを奪取することがワールドモードにおける目的となる。
ただし、主人公(プレイヤー)は作中、タワー内に入ることはない。恐らく極めて重要な施設故に一介の傭兵には近付くことが許されていないものと思われる。

シリウス・エグゼクティヴスヴェニデEGFの三大勢力の創設者はいずれも、タワーに触れたことで*1意識改革を起こしており、その後の“倍返し”や“世紀末覇者思想”や“開祖のお隠れ”に繋がっている。
その為タワーの中には技術的な情報の他に、世界全体に関わる重大な秘密も収められているとみられる。

また、タワーの内部には世界各地に眠っている特殊兵器達を目覚めさせる特殊な粒子を発生させる装置が備わっており、財団が敗北するのを承知で一時的ながらもタワーを掌握したのはこの装置を稼働させるためであった。


*1 ロザリィに関してはタワーに到達したのかは不明とされている。

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