ACVにて新規追加された武器カテゴリーの1つ。Battle Rifle.[英]
旧作におけるバズーカに相当するパーツで、通常のライフルとは異なり、大口径の成形炸薬弾(HEAT)を発射するCE属性武器。

CE属性全般の特徴として、距離減衰が少なく、中〜遠距離の敵に対しても安定したダメージを与えうる。
また、攻撃力に対しリロードが比較的短く、瞬間火力に優れるのも利点。
ただし、弾速は総じて低めで、移動目標に対しては有効射程が限られる。

ちなみにHEAT弾はライフリングが施されている砲から発射された場合、遠心力によってメタルジェットの収束が阻害され、貫通力が落ちてしまう(専用の器具を用いれば問題ないが、一手間は増える)。
ゲーム中のガレージでバトルライフルの砲口を覗いてみてもライフリングが施されている様子は見られない。
ライフル(施条砲)とは銘打たれてはいるものの、実質はHEAT弾運用に特化した滑腔砲と思われる。

the FACT』によれば、かつての戦争ではHEAT弾の他にも様々な種類の弾丸を使っていたらしい。

余談

現実におけるバトルライフルとは、アサルトライフルよりも大口径の弾丸(主に7.62x51mm)を用いる歩兵用ライフルのことを指す。
アメリカのスプリングフィールドM14、ドイツのH&K G3、ベルギーのFN FALなどが著名。
そもそもはアサルトライフルとして開発されたものが多く、実際当初はそのように運用されていた。
が、戦闘距離が接近する傾向にある現代戦において、その威力は過剰かつ扱い辛い(威力と反動は概ね正比例する)ものであり、それ故に、より小口径・高初速の弾薬を用いるライフルが開発されることとなった。
この扱い辛さが露呈したのがベトナム戦争であり、現在ではM16を始めとする5.56x45mm弾を使用するアサルトライフルが主流となっている。
もっとも、ナム戦ではそのM16も兵士の間で広まった誤解等に端を発する運用上のトラブル等が続出したわけだが・・・。
しかし、米軍のアフガニスタン侵攻やイラク戦争などを通して、遮蔽物の少ない砂漠地帯や山岳地域等では長射程の火器が有効性を発揮すること。
また、交戦前に敵戦力を削ぐことで自軍の戦死者を減らす事の政治的なメリットが明らかとなった。
これにより、M14を始めとする旧世代のアサルトライフルは当初とは異なる目的で運用されるようになり、一部は簡易的な狙撃銃(マークスマン・ライフル)としても運用されている。
また、弾薬についても、バトルライフルと同じ弾薬を用いるスナイパーライフルは複数種ある。

このように比較的近年に見出された概念であり、特にフィクションやゲームなどで用語として登場するようになったのは21世紀に入ってからほとんど。
ACVのバトルライフルと比較しても性能上ある程度類似する点が見られ、意識してのネーミングなのかもしれない。

関連項目


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