[[ACfA]]において、[[ネクスト]]が[[アームズフォート]]に対抗するために開発された新装備。通称VOB。~
機体背部に接続する巨大な追加ブースターで、これを使用することでネクストは時速2000kmにも達するスピードで飛行することが可能。~
''『長射程と高火力を誇るアームズフォートに対して超高速で接近、その懐に入り込むことで損害を最小限に抑え、また、火力を封じる』''というコンセプトに基づき開発された。~
その速度と航続距離を活かし、アームズフォート以外の目標に対して奇襲を仕掛ける場合などにも用いられる。

開発元はロケットエンジンの開発に定評があった[[クーガー]]と一部ユーザー間で考えられており、二次創作などでもそのように語られることが多いが、公式な出典は存在しない[[俗説>フロム脳]]である。

用途から考えても保持したまま通常機動ができるような設計になっていないのか、[[ホワイト・グリント]]はVOBを専用のカタパルトにて装備し、固定された状態でVOBを点火した後にカタパルトで加速・射出されている。

揚力を発生させる主翼や、空力的に機体を制御するラダーやフラップ、エレベーターなどの各種動翼は装備されていない。あくまでも膨大な推力に物を言わせてネクストを“''無理矢理飛ばす''”代物である。~
このため、何も操作しないでおくと次第に高度を下げていく。~
VOB使用中のネクストはほとんど直進しかできない状況にある([[クイックブースト]]によるごくわずかな進路変更や加減速程度)が、各種兵装の使用は可能である。~
ただし、アセンブルによっては方向転換が可能だったりする。~
ちなみにゲーム中ではアセンブル次第で、時速4000kmを突破することもできる。

推進剤はVOB側に搭載されており、[[QB]]や通常のブーストを使わない限りはネクスト側の[[ジェネレーター]]からエネルギーを消費することはない。~
また、推進剤にはコジマ資源が使用されており、その推進システムはプラズマ化したコジマ粒子を噴射するというもの。早い話が[[オーバードブースト]]と同じ原理である。~
ブースタの横に装備されてる球形のタンクにはコジマ資源が充填されており、オープニングムービーではホワイト・グリントが使い果たしたタンクを投棄する様子が描写されている(投棄の際、カメラに透明な液体が付着する演出が見られることから、コジマ資源はそのような性質を持った物質[[と考えられる>フロム脳]])。~
使用限界に到達すると自動的にパージされるが、基本的に敵勢力圏内でパージされるので、再使用は考慮されていない使い捨ての装備である。~
またその際には空中分解し運動エネルギーを低下させることで、ネクストに衝突するのを防ぐ。

作中、[[ハードモード]]ではアクシデントに見舞われることが多い。物が物だけに、爆発に巻き込まれた場合はネクストでもタダでは済まない(VOBが爆発すると、問答無用で[[AP]]が0になり[[ミッション]]失敗となる)ため、[[パージ]]することも。~
パージの操作は[[オペレーター]]により外部から行われたが、自機からの制御も当然可能であると[[思われる>フロム脳]]。

ちなみにVOBのスペルは「Vanguard Overed Boost」で、ヴァンガードの意味は「先頭」や「尖兵」であるが、戦術的には「先駆け」「一番槍」といった戦闘開幕時のことも指す。

非公式ながら「オープニング中のVOBなどは迫力を出すために、カットによっては本来の設定サイズから50%ほどボリュームアップしている」との[[杉山幸司]]氏のコメントが存在する。~
実際、[[VI>ヴァリアブルインフィニティ]]化された物を見て存外小さいと感じたという感想もよく聞くが、さりげない[[フロムのムービーへのこだわり>フロムマジック]]の一つと言える。

余談だが、同社が販売している『叢−MURAKUMO−』に登場するクラウドブレイカー各機にも、似たようなブースターが使用されている(こちらの場合は普通のプラズマである)。


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