ある特定の思考回路を持ってしまった人間の頭脳を指す言葉。
隠語として「何かされた」もしくは「コジマ汚染された状態」と呼ばれることもある。
アーマード・コアシリーズはハードでクールであると同時に概して説明不足な傾向にある。
また謎の完全解明が続編に跨ることもあり、ストーリーが難解もしくは意味不明であり、せっかくのエンディングも消化不良な気分のまま眺めてしまっているということが多々起こる。
しかし、それが同時に作品内の事象や世界観についてユーザーに“考察する余地”が与えられることになり、ユーザーはストーリーの裏に隠された謎、エンディングの意味を解き明かそうと躍起になり、それがさらに習慣化してしまう。
そして考察するという行為それ自体によって快感を得るようになってゆく。その状態がフロム脳である。
端からは“妄想して勝手に喜んでいる変態”にしか見えない場合が多い。
しかし、シリーズ全体を見通しした場合、正真正銘に意図不明な謎はむしろ少数であり、実際にはしっかりとした理解と考察で十分に読み解けるものも多い(AC4のストーリーが最たる例)。
いくつかのエンディングや謎についても、一定以上認知された共通の解釈が存在していることからも、一概に「妄想」と決めつけるのは語弊があろう。
どちらかと言えば問題点は、「謎を積極的に読み解こうとしない一般プレイヤー」、「妄想呼ばわりされて反論しない(できない)フロム脳患者」、「前後作の設定のみならず、場合によっては広範な意味での知識を要求するフロムの製作指針」などに帰結されるものと思われる。
このように賛否の分かれるフロム脳であるが、フロム脳こそがフロムソフトウェアの代表的作風であり、根強いファンから支持される側面であることも忘れてはならない。