ARMORED CORE FAN

アーマード・コアファン

Episode 1 「何か」 UNKNOWN

管理者が破壊された後の何もない、ただ壊れた管理者(モノ)があるだけの部屋に一枚の隠し扉があった。
その隠し扉はまだ発見されておらず、その奥に何があるのかは誰にもわからない。
そして管理するものが消えて3ヶ月が経とうとしていた。

お前の任務は旧管理者エリアの調査だ。
先日、管理者の実態を調査するために、送った部隊が何者かによって襲撃を受けたらしい。
あのエリア一帯は管理者が破壊されてから、すべての砲台、ガードメカ等が機能しなくなったので襲撃などありえないのである。
それなのに部隊は壊滅した。
いかせん解せない。何も機能していないはずのところで襲撃が起こったのか。
部隊とは常に交信していたということなので、熱源があれば報告してとっくに何かがいるということがわかる。
熱源すら感知しなかった。視認もできない。突然襲って交信する前に破壊できるほどのスピーディなもの。
といえばACを思い浮かべるのだが、ACってのは結構熱が発生する。
第一、MT相手でも常に交信している中で、気づかれずに全員排除はできない。
たとえ散らばっていても中との通信が途絶えるのだからやっぱり何かいるのはすぐに気づく。
そのとき部隊と交信していたオペレーターは言う。
「ばらばらに行動していた部隊からいっせいに反応がなくなった」と。
それなら誰かが交信する前に排除はできるがばらばらになっていた部隊がいっせいに消えたのである。
答えは簡単。複数犯なのである。
でもどこの部隊が、熱源を発生させずに破壊したのか。
ステルス技術をもってしても熱源をすべて消し去ることはできない。
たとえディソーダーであってもだ。
というわけで長々と説明したが、用は「部隊を全滅に追いやったやつがいたら懲らしめてやってくれ」ということだ。
わかったかレイヴン?

作戦前のブリーフィングではそういっていた。
この旧管理者エリア(エリア)には前にも来たことがある。あるモノを破壊しに。
だからここの構造は把握している。
2時間ほど捜索しているが、舞台の残骸どころか交戦の後もない。
いや、交戦の後はあるが、それは管理者を破壊しにきたときのものであって、今回のこととはまったくの無関係である。
そして管理者の部屋の前の部屋に来た。
ここでは実働部隊に悩まされた。
ここにはもう何もない。ACの残骸がある。
実働部隊だったものだ。よく見てみると調べた後がある。
たぶん調査部隊の1人はここまで来たのだろう。
そしてその後全滅した。
でもなぜ全員を消せたのか。複数だって調査部隊にはMTのほかにACも混ざっていたそうじゃないか。
それを同時にしかも一瞬で。どうやって。
その「何か」とは一体何なのだろう。
そう推測してるうちに、なぜか今まで動かなかったエレベーターへの扉が閉まった。

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