ARMORED CORE REVOLUTION
MEMORIES > MEMORIES:1 The body is dyed to revenge.
俺はあの時・・・死ぬのだと思った・・・
復讐を遂げて、全てを捨てて・・・
―――
半年前・クローム社特殊研究施設・・・
逆間接型のMT「ビショップ」が内装式マシンガンを乱射している。
それを軽やかに回避して撃破していくのはクロームと対をなす企業ムラクモ社の汎用AC「陽炎」・・・。
『レイヴン、予想以上に敵の進行が早い』
クロームのオペレータが通信機越しに語りかけてくる。
『どうやら施設各所に爆弾を仕掛けられたようだ』
厄介な事だった・・・このような狭い施設で爆弾を仕掛けられてしまうとは、そうなると戦闘にはかなり細心の注意が必要になる。
「了解、爆弾を解除しつつ、敵部隊を撃破する・・・」
俺はそう言うと目の前のハッチを開けて施設内に入った。
案の定、敵は多かった。
幸い、敵が使用しているのは「陽炎」だ。
ジャンプを繰り返してライフルでこちらを攻撃してくるが着地際を狙ってスナイパーライフルで片付けた。
数機を撃破するが、陽炎はこちらの攻撃を避け、接近してくる。
しかし俺のAC、シュツルムファングには高出力ブレード「ムーンライト」が備わっている、接近戦も負けない。
近寄ってきた数機を月光で斬り落とす。
「・・・相手にならない・・・さて・・・」
施設内の敵を片付けた後、爆弾の解体作業を行う。
後は爆弾の処理だけだった・・・
ゆっくりと、爆弾を解体していく。
間違えて攻撃を加えると、えらい事になる。
そして最後の爆弾を解体する。
『全爆弾の解体を確認、レイヴンご苦労だった』
爆弾の処理を終えた・・・流石にこれだけの苦労を抱える事になるとは・・・。
―――
翌日、俺はクロームから報酬を受け取ると取り合えず街にくり出した。
「・・・何も金になりそうな話は無いな・・・」
色々と大きな仕事も、小さな仕事も無い、平和そのもの。
「退いて退いてぇ!!」
後ろから大きな声が聞こえた。
「・・・ぬ?」
衝突。
「痛ぅ・・・何だ・・・?!」
「痛たぁ・・・退いてって言ったのに・・・」
ぶつかって来たのは女だった。
蒼い髪を靡かせ、長いロングスカートをはいた俺よりも1、2歳ほど年上な女性・・・。
「・・・何だよ・・・いきなり・・・」
「あ、ごめん、ごめん、実はちょっと急いでいてね」
ふと女は腕時計を見ると慌てた表情を見せて、急いでその場から立ち去っていった。
(何かと騒がしい女だ・・・)
俺はそう思いながら色々と考えて俺が「アジト」と呼んでいるアパート(つまり自宅だが)に戻った。
戻っても何かと面白いことも無い・・・依頼も無い・・・無い無いづくしだった・・・。
ふと端末を見た所、仕事のメールらしきモノが入っていた。
『レイヴン・・・協力してほしい・・・ 私は何か・・・されたようだ・・・人間でなくなってしまった・・・ムラクモを・・・列車を襲撃したい・・
これ以上手術を・・・開放・・・されたい・・・協力・・・してくれ・・・」
報酬は多きく出たな・・・前払い報酬で1500000コーム。
普通なら金だけ払って逃げられても可笑しくはない仕事だった。
俺は有無を言わずに依頼主にYESのメールを返信した。
今思えばこの依頼は自分の運命を変えた依頼だと・・・そう思う・・・。
―――
「ねぇ、そう言えば貴方、名前は?」
彼女は彼の名前を聞く。
「・・・レイフォード・・・レイフォード・スティーヴンスだ」
彼・・・レイフォードは話を止め素直に自分の名前を名乗る。
「じゃあ、お前の名前は?」
逆にレイフォードが彼女に名前を聞く。
「私?私は・・・スミカ、スミカ・ユーティライネン」
スミカの名前を聞くとレイフォードは話を続けた。
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