ARMORED CORE REVOLUTION
MEMORIES > MEMORIES4 The traveler must sleep with the scar pain my
chest.
俺は、憎かった・・・姉さんをあんな目に合わした連中が・・・
だから復讐を誓った・・・
―――
アンバークラウン・・・アイザックシティよりも小規模な地下複合都市・・・。
俺はここで強化人間の研究が密かに進められていることを知った。
首尾よく、アンバークラウンでテロが発生したらしく、俺にその鎮圧の依頼が来た・・・。
「テロリストのリーダーを見つけ出し、撃破、もしくは捕獲」が今回の任務だった。
地上のMT部隊はシティガードが足止めしてくれていた。
俺は地上から地下へエレベータで降り、通路を進んだ。
敵MTをなぎ倒し、奥へ到着するとそこには『陽炎』と警備部隊の使用していたMT『オーガー』が立っていた。
『貴様・・・やはり裏切るつもり・・・!!』
そう言いながらオーガーに襲い掛かろうとする陽炎。
しかしオーガーはライフルでコックピットを攻撃、陽炎は操縦者を失い、その場に倒れる。
『我々の「研究」が完成すれば・・・貴様ら企業の力など・・・』
そう言うとオーガーはこちらに銃を向けてきた・・・。
『レイヴン、ご苦労だった・・・だが、わが機関の内情を知られるわけにはいかない・・・』
このオーガーのパイロットはシティガードではない、テロリストの取引相手だ・・・
そう思いながら襲い掛かってくる俺はオーガーを跳ね除けようとした。
『各機へ、ACを生かして外に出すな』
そのオーガーはそう言うとこちらにナックルを喰らわせてきた。
機体に衝撃が走る・・・。
「なんてダメージ・・・!!」
そこへオーガーがゲートを開けて入ってきた。
「ち・・・二対一・・・こちらが不利か・・・」
そう言うと俺は地上へ逃げ出した。
しかし現実はそう甘くはなかった。
今まで味方と思っていたMT部隊が掌を返すように俺を攻撃してきた・・・。
「貴様等・・・どういうつもりだ・・・!」
俺は攻撃を避けながら叫んだ。
『我々の目的の為、死んでもらうぞ』
はめられた・・・最初からこの街にはシティガードなどいなかった・・・。
いるのは非合法研究組織『ウェンズデイ機関』の武装部隊だけだった。
「ふ・・・」
俺は自分を呪った。
テロに見せかけて企業と取引をし、更に演出のためにレイヴンも始末するつもりだったらしい・・・。
MTを撃破しながら先へ進むも、敵はガードメカまで出して脱出を拒んできた。
俺はガードメカをスナイパーライフルで一機一機撃ち落しながら来た道を戻った。
エレベータシャフトに到達すると俺はエレベータを起動させた。
しかしそれは動かなかった・・・
「ち・・・用意周到・・・」
俺は動かないエレベータを尻目に、シャフトをブーストジャンプによる飛行で昇る。
「地上はあと少し・・・」
あと50m・・・40m・・・30・・・20・・・10・・・
「出た・・・!」
地上に飛び出した瞬間に着地。
しかし地上に出て俺の脳裏にある考えが浮かんだ。
――俺があの機関に入って、内部から壊滅させてはどうだ?
今思えば馬鹿げた考えだったよ・・・。
そして俺はさっきまで『敵』だった奴等に通信を入れた。
「提案がある・・・」
俺は少し間を置いて用件を言った。
「俺はお前達に降伏する・・・その代わり俺を雇ってみる気にはならないか?」
返事はなかなか返ってこなかった。
『・・・信用しろと?』
「ああ、口封じになる上に・・・戦力にもなるだろう?」
暫くして返事が返ってきた。
『いいだろう・・・』
許しは出た・・・。
俺の復讐が始まると思った。
―――
「確かに、馬鹿げた考えね・・・」
スミカは手を上げてそう言った。
「しかしたった一人で機関に立ち向かうよりは遥かにマシだろ・・・」
レイフォードはそう言うと立ち上がって外に出た。
スミカも慌てて後を追う。
外は既に夕方だった。
そこには木の十字架を立てて作られた簡素な墓が二つあった。
墓にはこう刻まれていた。
『ヘレナ・スティーヴンスここに眠る』
『シルヴィ・ワイズマンここに眠る』
一方はレイフォードの姉・・・もう一方は・・・
「シルヴィ・・・?」
スミカは聞きなれない名前を疑問を持った。
「・・・」
レイフォードは墓の前に胸に手を当て、そこに佇んでいた。
「レイフォード?」
彼はスミカの声に気が付き、その声のした方を向き、こう言った。
「これから俺が機関で体験したの全てを話す・・・心して聞いてくれるか?」
スミカは静かに頷いた。
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