ホーム > 小説ギャラリー > AC-END OF DESTINY- >
Phase:11-見えない敵-
自分の周りに何かが、蠢いているような感覚がする。
(な・・・・なんだ・・・・?)
それはフェイズをどんどん締めつけていく。
ふと上を見ると、何が自分の周りを締めつけている物が何か、フェイズは理解した。
(!!・・・・蛇!?)
それは巨大な蛇だった。
その巨大な口から除く鋭い歯に刺されれば、間違い無く死ぬだろう。
(さらなる「力」が無ければ「奴等」には勝てぬ!!私が力をやろう)
(しかし、私は力など欲しくは・・・・・)
深く、染み透っていくような声。
「力」?フェイズはそんな物は求めてはいない。
だが。
(お前など知るか!!分かっている筈だ!自分には力が必要だと!!)
(さあ!!力を与えてやろう!!)
そう言うと、その巨大蛇は鋭い牙の覗く巨大な口をフェイズに近づけてきた。
(自分が無くなるのは・・・嫌だぁぁぁ!!!)
フェイズは蛇の口の飲み込まれた-----------------
フェイズは唐突に意識を取り戻した。しかし、何が起こっているのか、
皆目分からない。
自分は手術台のような所に縛りつけられている所までは理解できた。
しかし、自分の意識に反して、言葉を喋っている事については
理解ができない。
(ダメージコントロール・・・・フノウ・・・・)
(「ダメージコントロール?何の事だ?」)
自分が発した言葉を、自分自身が疑問に思う、それに伴って、自分が知らない声も聞こえてきた。
(「よし・・・「ブラード」を確認した・・・・よしっ・・・摘出!」)
「何が・・・俺は・・・あれ?」
先ほどまで、自分の意識では喋ることが出来なかったが、
今は明確な意思を持って喋る事が出来た。
「君、大丈夫か?」
「あ・・え?」
とにかく、フェイズには、今の状況が理解出来なかった。
確か、自分はミハエルにACから降ろされた後、ガーゼのようなのような物を口に当てられ、
唐突に眠気に襲われた事は覚えている。
何故こんな所に・・・・フェイズがそう思っていると、また唐突に激しい眠気に襲われた。
「う・・・・・・・・・」
フェイズはそのまま、手術台の上で眠りについた。
どのくらいの時間が経っただろうか。
フェイズは意識を取り戻した。
フェイズはベッドに寝かされていた。
「ここは・・・・・・・・・・」
前も同じようなセリフを言ったような気がするな・・・と思いつつ、フェイズは周りを見渡した。
質素な部屋だが、最新のPCに、エアコン等、人が住むには十分過ぎるほどの設備を備えていた。
と、唐突にドアが開いたので、フェイズを其方の方に目を向けた。
「やあ、フェイズ。」
「あんたは・・・・・・。」
このセリフも前に言ったような気がするな・・・と苦笑しつつ、
フェイズは聞いた。
「まぁ・・・詳しい話はこっちで・・・・」
この台詞も聞いた事があるな、と苦笑しつつ、フェイズは手招きをする
「彼」の後を歩いていった。
次回
phase:12-黄昏色をした希望-
<-- BACK | 小説ギャラリー | NEXT -->