プリレンダCGムービーなど映像内での[[AC>アーマード・コア]]の描写が、実際のゲーム中の表現と大きく異なることを指す俗語。From Magic.[英]~
ゲームバランスやシステム、様々な技術的制約などのある実ゲーム中の描写に対し、CGムービーは純粋な映像表現であるために生まれる表現のギャップである。~
ACシリーズのみならず、フロム製他作品でもしばしば見られる。

ほとんどのフロムマジックはムービーの迫力増大や演出強化に一役買っているため、ユーザー間では概ね好意的に受け止められている。~
また、“より本物に近いAC”の表現として[[模型製作や小説描写などユーザーの創作活動の参考にされる場合も多い。>フロム脳]]

一方、「ゲーム中で出来ないことをやって欲しくない」との意見も一部にある。~
さらに、ゲーム中との描写の差異から''[[“どちらが本当のACなのか?”>フロム脳]]''という形で論争の火種となる場合も見られる。

公式な発言としては、開発部CGセクション・ディレクター(当時)の[[鈴木利幸]]氏は次のように語っている。((誠文堂新光社 2008年3月「アニメーションノート No.09」58ページ))~
フロムマジックに関する直接的な言及ではないが、“ゲームとムービーでの表現の違い”を肯定し、積極的に活かそうとする方針が伺われる。

<'''ゲーム本編では爽快感など、動かして面白く感じるように見せるのが主眼となりますので、ムービーではそこで伝えきれない部分を表現して、ゲームを魅力的に引き立てるという役目があります。'''~
<'''そのためにムービーだからこそできるイメージの提示ができるよう心がけています。'''

*フロムマジックと見做される代表例 [#f1bfbe7d]
-''ゲーム中と異なる性能描写''
--全体的にゲーム中と比較し、非常に高い攻撃力。容易に破壊されるACや他兵器類。(シリーズ全般)
--ゲーム中では不可能なほど高速・長時間の[[ブースト移動>ブースター]]。(シリーズ全般)
--ゲーム中で実際に構築すると[[重量過多]]になるアセンブル。[[基準違反機体]]。(シリーズ全般)
--[[ミサイル]]や[[ロケット]]などの武器パーツから、ゲーム中とは種別の異なるミサイル(([[分裂ミサイル]]のポッドから[[小型ミサイル]]が複数同時発射される例がほとんど。))が発射される。(シリーズ全般)
--ACのサイズが設定上の縮尺と異なる。シーン毎のサイズ変動。((ACLRの[[ファシネイター]]、ACfAの[[VOB>ヴァンガードオーバードブースト]]、ACVで戦車の残骸を踏み潰す[[タンク型AC>タンク]]など))(シリーズ全般)
--[[ライフル]]などの武器での[[マシンガン]]並の高速フルオート射撃。([[AC2>アーマード・コア2]]、[[AC3>アーマード・コア3]]、[[AC4>アーマード・コア4]]、[[ACfA>アーマード・コア フォーアンサー]]など)
--[[EOコア>イクシードオービット]]、もしくは[[無機能コア>ハンガー]]での[[オーバードブースト]]の使用。([[ACNX>アーマード・コア ネクサス]])
--''[[ハンドレールガン]]''。([[ACLR>アーマード・コア ラストレイヴン]])

-''ゲーム中に登場しないパーツの使用''
--[[インサイド]]用ミサイル。([[AC3>アーマード・コア3]])

-''ゲーム中では不可能な動作''
--[[連動ミサイル]]の単独発射。([[AC3SL>アーマード・コア3 サイレントライン]])
--右[[腕部兵装]]と右[[背部兵装]]の同時使用。([[ACLR>アーマード・コア ラストレイヴン]])
--[[突撃型ライフル]]を[[格闘武器代わりに突き刺す>射突型ブレード]]。([[AC4>アーマード・コア4]])
--左右の手武器でそれぞれ別個の目標を狙う。ガンカタ。((実際のゲーム中でも可能となる場合が極稀にあるが、意図的に行うのはほぼ不可能。))([[AC4>アーマード・コア4]]、[[ACfA>アーマード・コア フォーアンサー]])
--[[VOB>ヴァンガードオーバードブースト]]使用時の機体変形([[ACfA>アーマード・コア フォーアンサー]])
--[[オーバード・ウェポン]]起動時の一部[[頭部]]パーツの装甲パージ([[ACV>アーマード・コアV]])


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