[[ACV>アーマード・コアV]]において、[[とっつき]]こと[[射突型ブレード]]に代わり新たに登場した[[CE]]属性近接兵装。ヒートパイル。海外版表記は“H.E.A.T Pile Driver”。~
伸縮式の杭の先端に大口径HEAT弾頭が取り付けられており、これを敵機に直接接触・起爆させて攻撃する。

その破壊力は凄まじく、威力特化型の機種ならば[[武器性能変化]]の結果次第では攻撃力''6万''を超え、実ダメージで3〜4万もの数字を叩き出すほど。~
さらに当たり判定は見かけ以上に広く、地上戦が主体となったACVのゲーム性も相まって『十分狙って当てに行ける実用武装』となっている。~
そして軽量・低負荷であるのに加え[[ハンガー]]の武器といつでも切り替え可能になったことから、暗殺用サブウェポンとして軽量機に需要が高い。HEATの名に恥じない強烈な対[[タンク]]兵装として頻用されている。
計算上、こいつを2本持っていれば1人で敵チーム4人を惨殺することが出来る。当たるならば。~
せいぜい[[ネタパーツ]]、変態専用武器どまりであった過去作の射突型ブレードに対し、ゲームシステム上の地位は正に大躍進と言えよう。

なお、ACシリーズにおいて、『爆発物を叩きつけてダメージを与える格闘武器』というコンセプトはこれが初ではない。HEATよりも原始的な構造ではあるが、[[PP>アーマード・コア プロジェクトファンタズマ]]に登場する[[オーガー]]は格闘用に爆薬ペレットを備えており、殴打の際に起爆させる事でその威力を増しているという設定がある。

*軍事的補足 [#b5234a46]
ちなみに[[CE]]属性の項目でも解説している通り、HEATはあくまで「High Explosive Anti Tank(対戦車榴弾、成形炸薬弾)」の意味であり、“熱”を意味する「heat」とは無関係である。~
ガ○ダムシリーズ等に見られるヒート系装備のように、高熱化させた杭を打ち込んでいるわけではないので注意。

また実在した類似兵器としては、第二次世界大戦時にドイツ軍と日本軍が運用していた[[吸着地雷>WikiPedia.ja:吸着地雷]]や[[刺突爆雷>WikiPedia.ja:刺突爆雷]]と呼ばれるものがある。~
これは成形炸薬弾を内蔵した爆弾を''歩兵が肉薄して戦車の装甲に直接貼りつける''(もしくは投げつける)というもの。~
刺突爆雷に至っては棒の先端に成形炸薬弾頭が取り付けられているだけの極簡素なもので、正に人力HEATパイルである。~
どちらも生還率の非常に低い(あるいは戦死前提の)[[特攻兵器]]の類であり、携行用の対戦車ロケットなどを実用化した他国では用いられなかった。

また、HEATパイルの異様に広い当たり判定をこれになぞらえ、磁力で敵機の装甲に吸着して起爆しているためと[[解釈するユーザーもいる。>フロム脳]]
*完全なる余談 [#w8639309]
%%「そんな強力なHEATがあるなら、[[ミサイル]]か[[ロケット]]にでも付けたらええやないかい!」という突っ込みは禁止である。断じて禁止である。%%((一応擁護するならば、HEATパイルに装填されているHEATの直径は装備しているAC(7m)との対比から推測するにかなり大きく、ACで運用可能なサイズのミサイルやロケットに載せるには些か大き過ぎると考えられる。))~
%%攻撃力6万のミサイルが飛び交う世紀末エクストリーム・ミサイルアクションゲームになってしまう。%%

さらに余談を重ねると、一部の旧作ファンからは「'''“杭で力任せにぶち抜く”という一本気なロマンがパイルの魅力だったのに、半端なリアリティに迎合したHEATパイルなんか嫌いだい!'''」という意見もある。~
愛、ロマンとは、かくも複雑なものである……尤も上記のHEATの性質から考えて、HEAT弾頭は威力を増大させているだけであり、やはり力任せにぶち抜いているということなのかもしれないが。

*「Blood borne」におけるヒートパイル [#k737663c]
同社ゲームのBlood borneに登場する武器「パイルハンマー」の運用方法の1つ~
こっちのヒートは炎の方~
本来のこの武器はゴリゴリの物理で殴る杭なのだが、これを炎派生にして油まみれ状態の敵にR2最大溜めの一撃を喰らわす事で単発としてはこれ以上ないぶっ飛びダメージを記録するすることができる~
実は炎派生との相性が良いわけでは無いのだがその一撃の威力と油壺による炎ダメージ補正が相まって素晴らしいロマンとっつきとなった(ただし、ACと違い立ち止まって2秒程溜めなければならないのでコレを対人で当てるのはほぼ不可能。攻略では頑張り次第)。
こちらは同社ゲームのBloodborneに登場する武器「パイルハンマー」の運用方法の1つ。~
読みは全く同じだが、こちらのヒートは本当に「熱」の方である。~

パイルハンマーはタメ攻撃でとっつきのように極太の金属杭を高速で打ち込むことができ、全武器の中でも最高レベルの単発火力を叩き込むことができる。~
この高い単体火力と''次に受ける炎属性ダメージが2倍になる''という油まみれの仕様のシナジーに気づいた変態狩人たちによって、~
パイルハンマーを炎派生にして油まみれ状態の敵にR2最大溜めの一撃を喰らわせ、単発としてはこれ以上ないぶっ飛びダメージを叩き込むヒートパイル戦法が考案された。~
別にパイルハンマー自体が炎派生との相性が良いというわけでは無いのだが、その一撃の威力と油壺による炎ダメージ補正が相まって素晴らしいロマンとっつきとなった。~
(ただし、ACと違い立ち止まって2秒程溜めなければならないのでコレを対人で当てるのはほぼ不可能。攻略では頑張り次第)。

*関連項目 [#p0e094a4]
-[[射突型ブレード]]
-[[高橋良輔]]
-[[とっつき]]

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