高エネルギーの膜を展開することで盾としての機能を持たせたもの。つまりガンダムシリーズにおけるビームシールドである。
初出はAC2
展開した範囲に命中した場合に限り、敵弾のダメージと熱量を軽減する効果を持つ。
防御力と有効範囲は必ずしも正比例するわけではなく、狭い範囲に集中することで高い防御能力を持たせたタイプも存在する。

展開中はエネルギーを消費するが、機体の余剰EN出力次第ではコンデンサーに蓄えられたエネルギーを消費せずに済む。
ただし、その場合でもエネルギーの回復速度は低下するため、回避行動を取り辛くなるという欠点がある。
これは非常に大きな欠点であり、SLNシリーズにおいてこの種のパーツが産廃と呼ばれる原因となった。特に後者では防御能力が対エネルギー兵器に特化しているため、よりその傾向が強い。
なお、実体のシールドにはないアドバンテージとして、相手のレーザーブレードによる攻撃を相殺できる点が挙げられる。もっとも、実盾が登場する作品では、ブレードで攻撃される事が滅多に無いのだが。

技術的には実体を持ったシールドの方がハードルが低いはずだが、2シリーズにおいては5年後のAAの時代になって初めて、それもエクステンションとしてのみ登場する。
同様の傾向は3シリーズでも見られ、実体を持ったシールドは、地上進出後、SLの時代になって初めて登場する。

AC4以降はAC用パーツとして登場することはなくなっているが、4シリーズではエネルギーシールドの発展型ともいえるプライマルアーマーネクストに標準装備されている。
ACVDにおいては、シールドの仕様変更に伴い消滅。「防御特性による棲み分け」という概念だけが引き継がれた。


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