河森 正治(かわもり しょうじ)とは、ACシリーズのメカニックデザインを担当するメカデザイナー。
当然、この御方がいなければこの作品は成り立たなかったし、このサイトも無かったかもしれない。
その筋では“可変の天才”と呼ばれ、VF-1バルキリーなどの変形機構を搭載したメカは確かに印象的。
「メカをデザインする際は、各パーツがどのように機能するのか、そのメカがどのようなコンセプトに成り立っているのか、そのデザインから必然的に導き出されるものでなければならない」という考えを持っており、各メディアにて事あるごとに持論として展開している。
また同様に「純粋な外観の調整はデザインではなく“スタイリング”」と定義しており、それが理由でガンダム0083のクレジットが“メカニカルスタイリング”となっている。
なお、これは余談だが、ガンダム試作2号機に核弾頭を搭載することを提案した方でもある。
学生時代に“スタジオぬえ”のメンバーと知り合い、そのままそこに入社した。
ちなみに、キャラクターデザイナーの美樹本晴彦氏とは大学の同期であり、マクロス放映当時は大学の食堂で作業を行ったこともあるとか。
AC以外で有名な作品は、
- “超時空要塞マクロス”(メカデザイン)
- “超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか”(監督・メカデザイン)
- “新世紀GPXサイバーフォーミュラ”(メカデザイン)
- “機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー”(メカニカルスタイリング)
- “マクロスプラス”(原作・総監督・メカデザイン・舞台設定・メカニカル設定・絵コンテ)
- “マクロス7”(原作・メカデザイン)
- “天空のエスカフローネ”(原作)
- “地球少女アルジュナ”(原作・監督)
- “マクロスゼロ”(原作・監督・メカデザイン)
- “創世のアクエリオン”(原作・監督・メカデザイン)
- “マクロスF”(原作・総監督・メカデザイン)
- “アクエリオンEVOL”(原作・総監督・アクエリオンデザイン)
など。
また、AIBO(ERS-220)のデザインを手がけたことでも有名。
現在はアニメーション製作スタジオ“サテライト”の取締役をこなしつつ、メカデザインだけでなく監督業も精力的にこなしている。