地面スレスレを滑空して飛んでいく分裂ミサイルの通称。
パーツカテゴリでは“Ground Torpedo”、説明文では“地上魚雷”と表記されている。
ある程度の距離までロックオン目標に接近すると、4発の小型ミサイルに分裂する。
地形や相手の機動の影響を非常に受けやすく、小ジャンプ移動程度の上下動でも地面に引っかかってしまうことが多い。
シリーズによって多少異なるが、一般的には地上は滑空させずにトップアタック時に発射し、相手の頭上で分裂させる運用が基本となる。至近距離で発射し、相手の目前で即座に分裂させるテクニックもある。
「ZWM-GT/00」の名称で登場。
デュアルミサイルやマルチミサイルなどと並ぶ対人戦頻出パーツの一つで、ミサイラーにとっては連携の有力な起点。
弾速こそ遅いもののその分の誘導性能が強烈で、飛び越えても宙返りして追従してくるほど。特に上述のように頭上に撒かれた場合、確実に回避するには速度で振り切るしかない。
ただし、弾速が遅いため、安易な出し方をしても地上ブーストや後出しデコイなどで比較的簡単に対処されてしまいやすい。
背部兵装「CWM-GM14-1」、武器腕「CAW-DVG36-01」が登場。
SLではエクステンションの連動魚雷「CWEM-RT16」も追加。
弾速が通常の小型ミサイルと同程度になったために誘導性能が低下した他、デコイ等の仕様変化によってAAの時よりは弱体化している。
垂直ミサイルやマルチミサイル、デュアルミサイルなど(ポータブルでは加えてオービットキャノン)の陰に隠れがちだが、性能は高い部類である。
ただし、SLにて発射後に一定距離を進まなければ分裂しないように仕様変更され、上述のテクニックがほとんど使えなくなってしまい、ほぼ産廃と化してしまった。
連動タイプは使えなくもないが、通常の小型連動の性能が非常に安定しているため、選択されることは少ない。
背部用が「CR-WB82MGT」、エクステンション用が「CR-E96RMG」と名称を変更。武器腕型は廃止。
一般的には重量効率の高い連動タイプが選択され、直撃よりも中〜遠距離での削りが主目的となる。
特にLRでは脚部破壊を狙うために使われるケースが見られた。
余談 †
似たような地上を滑空(滑走)する武器の構想は初代の制作時からあったらしく、設定資料集に河森正治によるラフ案が掲載されている。