ACVに登場するオーバード・ウェポンの一つ。
通称『主任砲』。

社長砲顔負けの威力と変形と大口径と反動。そして何より素敵性能を誇る。
弾速はかなり速いため、撃ったのを確認してから避けるのでは遅い。
しかし、撃つ側にしてもロックオン不可でマニュアル照準による狙撃を強いられるため、簡単に当たる武器ではない。

HUGE CANNON.jpg

アセンを最適化すれば、2発の発射が可能。

左肩に配置される円筒形の物体は、俗に「スペースコロニー」と呼ばれるが、これは発電機構とその冷却装置。
また、その外観からはTE属性のビーム砲のようにも見えるが、実は撃ちだしているのは核弾頭である。
核弾頭を射出するに際しては、21ある薬室を順次点火させることにより超高初速と長射程を実現している。
ちなみに、『1発の砲弾を射出するための加速力を与えるための燃焼ガスを複数の薬室で賄う』メカニズムの多薬室砲自体は比較的古くから考案されている。
第二次大戦当時にはナチスドイツがV3(報復兵器3号:Vergeltungswaffe 3)としてロンドン攻撃用にこれを開発しており、これはその外観から『ムカデ砲』とも呼ばれた。
とはいえ、薬室の点火タイミングや砲身強度の問題などから、実戦投入はなされていない。
いわゆる奇想兵器の一つと言えよう。
同じ報復兵器として開発されながらも、後の弾道ミサイル・宇宙開発の礎となったV2ロケットとはえらい違いである。


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