ACVにて新登場した新武装カテゴリ。Overed Weapon. 略称は「OW」。
柱からチェーンソーまでと意外と幅の広い武器である
ACの規格を無視して製造された(もしくは非AC用パーツを無理矢理接続した)武器で、文字通りの“規格外兵装”である。
ACのいずれのハードポイントにも正常に取り付けできないため、コアの背部に強引に括り付けて装備する。
そのためか、ビューモードで見ると機体が少し傾いている。
そして装備時にもOWは呼吸するかのごとく各部が動作している。
起動中はOW側からメインシステムにクラッキングがかかり、一時的に機体性能が大幅に向上する。
代償として機体にも多大な負荷がかかるが、その破壊力はいずれも凄まじく、正に「オーバード・ウェポン。相手は死ぬ」と言ったもの。
ACVDの時代ではAC用パーツを新規製造できる環境が整ったこともあり、リスクを負ってこの規格外兵装を使おうとする者はほとんどいないようだ。
ラスボスを倒すと一式入手できるが主にプレイヤーの金策のために売り払われていく。
製造経緯については種類ごとに異なるが、主にミグラントがその製造・開発には関わっているとされる。
設定上開発者が明確になっているパーツはグラインドブレードであり、これはレジスタンスのメンバーがヴェンデッタ用の切り札として用意したものである。
元々は「アーマード・コア5」での目玉要素であり、初期のキャッチコピー“それは、全てを焼き尽くす暴力。”にもその象徴性が窺われる。
「アーマード・コアV」へ移行してしばらくOWに関する情報が全く公開されなかったため、「削除されたのでは?」との噂も飛び交ったが、最終的にきちんと実装された。
ちなみに海外版では“Ultimate Weapon(UW)”という名称に変更されている。
メリットとデメリット †
装備時のメリット †
起動時のメリット †
- 巨大兵器すら一撃で破壊せしめる暴力的攻撃力。
- ジェネレーター出力の超強化。(※完全に無限ではない)
- 衝撃によるあらゆる状態異常の無効化。
- 一部頭部パーツの変形。
- 当たれば相手は(ほぼ)死ぬ。
装備時のデメリット †
起動時のデメリット †
- 起動中のAP減少。(※コアの「熱耐性」により増減)
- 起動は一回の出撃中に一度きり。
- 時間制限あり。
- 攻撃にはチャージが必要。(※コアの「EN伝達率」、ジェネレーターの「限界出力」により増減)
- 画面にノイズがかかり、視界が悪くなる。
- 左腕をパージする。 (グラインドブレードのみ)
停止直後のデメリット (ACVD以降) †
- 各OW毎に設定された時間の間、ジェネレータ出力が大幅に低下。
- 多くは出力がマイナスとなり、回復までENを消費する行動が取れなくなってしまうが、ヒュージミサイルなど低下量の少ないものならスキャンモードにすればENが回復するケースもある。
- 同じくFCSにも異常が発生し一定時間ロック不可能。
と、正に決死兵器らしいペナルティも加わったが人によってはこれを懐かしく思ったりするとか。
ネタ要素として †
また、概して複雑怪奇な変形プロセスを経て使用状態に移行する武器であることから、『コトブキヤだけを殺す機械』とも呼ばれる。
これは『ただでさえ細かいパーツの多いVIシリーズでOWを再現するのはコトブキヤの技術力を以てしても困難なのではないか。
いや、それでもコトブキヤなら何とかしてくれる』という期待によるもの。
そして本当に製品化してくれた。
ちなみに『○○だけを殺す機械』の元ネタは『機動戦士ガンダムF91』におけるビルギット・ピリヨの台詞「人間だけを殺す機械かよ!」である。
関連項目 †