その名の通り、衛星軌道上から地上に攻撃を加える兵器。元ネタは漫画AKIRAのSOLと思われる。
初代ACジャスティスSLに登場した「衛星砲」がこれに該当するが、本項では後者について述べる。

かつて存在したもう一つのレイヤードにおいて、その管理者が管轄する領域(SLの登場人物から見た「サイレントライン」)を防衛するために建造された旧世代兵器。
運用時には照準用ガイドレーザーが地表に照射され、その数秒後に該当するポイントに向けてレーザーキャノンが発射される。発射間隔も短く、5秒程度の間隔で連射してくる。
内部は3系の乗り物(?)のお約束か異様に広く、そのすべてをマッピングすることが追加報酬の条件となるミッションも存在するが、厄介なガードメカが徘徊している上時間制限もあるためかなり難儀することになる。
OPではサイレントラインを超えて未踏査地区を偵察しようとした航空機を衛星軌道上から観測して撃墜し、サイレントラインの意味をプレイヤーに解り易く伝えてくれる。

威力的にはACでも10発は耐えられ、危害範囲もACの全幅の倍程度であり、地上を完膚なきまでに焼き払い、人類が地下都市に移住する引き金となった最終兵器ジャスティスよりもはるかに劣るものと思われる。しかし戦術レベルで見ればその精度と弾速により、ACを始めとする機動兵器に対しては脅威となる。
照準システムのせいで一方向にダッシュするだけで外れてくれるが、回避運動のためにジグザグに動いたりすると判定の大きさもあり引っかかりやすくなる。

作中においてはデブヴィクセンと共にサイレントラインへの人類の侵入を拒み続け、サイレントライン付近の基地や工場も攻撃している。ミラージュによる調査(上記のミッション)が行われ一旦は制御下に置かれたが、それを引き金としたAI兵器群の暴走と同時に再び制御を離れ、複数のレイヴンによる共同作戦でエネルギー増幅装置を破壊されて無力化された。


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