PSACシリーズの射撃システムを表現するために生み出された言葉。
主に対戦やアリーナにおいて、ロックオンをしていても一方向に移動するだけの相手に弾が当たらない武器と問題なく命中する武器がある事、そして当たらない武器も問題なく命中するシーンもあるという所から、
「(予測射撃)補正の悪い武器を、特殊な操作を行うことで補う(またはその逆)」という概念を表す言葉として使用されていた。
そこから転じて、軸を合わせなければ命中率が激減するものは軸武器、合わせなくても十分な命中率が発揮できるものは軸無視武器と呼ばれていた。
※システム的な現象の解明まで長い時間を要したこともあり、多くの憶測や誤解も生んだ言葉となった。
発売から年月が経ち、現在では以下のような挙動だったことが判明している。
- 射撃時、弾の当たり判定が1F遅れて発射される武器があること。(軸武器と呼ばれていた武器の正体である。)
- 予測射撃の予測先は遅延しない時点のものであるため、結果として1フレーム分ズレた箇所に射撃が行われてしまう。
- ゲームモードに限らず、1P側でプレイする場合は常に1フレームの予測射撃の遅延が発生すること。(通称:2P補正)
これにより予測射撃に合計2Fのズレが発生、PSACシリーズの各仕様から2フレームあれば被弾半径以上に移動できることから、
1方向に移動しているだけなのに当たらない……という現象が発生していた。
同様に2P側が撃つことで、軸武器でも被弾半径内の誤差に収まるため命中する……という塩梅だった。
またPSACシリーズにおいては、武器ごとに予測射撃補正のパラメータは存在しておらず
後継作のようにFCS側の射撃精度も存在していないので、全ての武器は(上述の遅延を考慮していないが)予測射撃位置自体は正確であった事が現状では判明している。
従ってサイトの向きによる射撃角度の変化・調整なども存在せず、かつて「軸撃ち」とも呼ばれていた「向かって左に移動する相手を、サイトの右端で捉える」
という操作についても、現状は効果は無いことが判明されている。