関節の向きが人間のそれとは逆向き、すなわちチキンレッグ(鳥脚)になっている二足歩行型の脚部パーツ。
優れたジャンプ力と旋回能力に加え、エネルギー消費が低いことから機動性に優れ、通常の人型二脚よりも空中戦に向いている。
短所は積載量と耐久力の低さ。重量逆関節はこれを補っているが、文字通り自重が増大しやすい上にエネルギー消費も増える傾向にある。

SL以前は被弾安定性能が高いのが特徴であったが、NXでは着地安定性能に置き換えられており、むしろ被弾安定性は低いため固め殺しされることも。
AC4では逆に旋回で劣るカテゴリとなったが、ジャンプ力の高さがさらに際立っており、また当たり判定も小さくなっているため撃ち合いに強い。

ACVでは脚部に大型ブースターを装備しており、それによる高い三次元機動性が特徴。
ただ、今回の逆関節は従来のものと違い、四脚以上に消費ENがかかるようになり、使いづらくなってしまった。

なお、しばしば逆間接と表記されることがあるが、間接ではなく関節である。

余談

ACの世界ではコスト面に優れた脚部構造らしく、ローエンド系のMTは多くが逆関節である他、AC用パーツでも初期装備の中量二脚より安価な逆関節が存在したりする。

また(決して逆関節に限った話ではないが)AC世界の逆関節は、実在の鳥類の関節構造とはやや異なり、かなり特殊な構造になっている。
初代LRまでの逆関節は文字通り二脚の膝を逆向きにしたものであり、足首より下の形状が鳥に似ている為、“鳥脚”と呼ばれていたに過ぎない。
AC4以降の逆関節脚部では股関節から膝関節の向きは人型二脚と同じであるが、二つの膝が互い違いに組み合わさったS字型の脚になっている。
これは生物工学上での本来の「鳥脚」(または四足歩行型哺乳類の後脚)に近い構造である。
その観点から言えば、二つ目の膝は足首にあたる関節であり、外観上の足首に見える部位は指の第一関節にあたる。
ACやMTは基本的に足の指関節が省略(もしくは簡略化)されているため、結果として関節がひとつ増えたようになっている。


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