四脚(よんきゃく)とは、四本の可動脚をもって機動する脚部パーツ
一般的な脊椎動物のような「四つん這い」ではなく、腰部から放射状に四本の脚が広がり、その中心点にコアからなる上半身が垂直に載せられる形状。

ACMTに広く用いられている脚部の形態ではあるが、この脚部パーツを組み込んだACは4本の脚に加えて2本の腕を持つことになり、前述のように地球上のどの生物にも該当しない独特のシルエットとなる(しいて挙げればカマキリが近いと言えるか)。

作品によりその特性が大きく異なる脚部カテゴリであるため、シリーズごとに記述する。

初代〜AC2AA

基本的な移動速度が速く、特に地面に足が着いていれば強化人間でなくとも移動しながらキャノン系武器を使用できるのが最大の特長。
ホバー式で滑るように移動し、通常の移動速度に優れるがブーストダッシュはできず、タンクと同様に上昇してしまう。特に2シリーズでは空中での移動速度が著しく低い。
加えて、消費エネルギーが膨大である他、重量に対して防御力もあまり高くはない。

AC3〜ACLR

キャノン系兵装を地上で移動しながら射撃できる点は変わらず、それまでのホバークラフト方式から、4本の脚を動かして歩行する形態に変更。それに合わせてブーストダッシュも可能となり、二脚と操作感覚が近くなった。
小ジャンプ移動もこなせるようになったが、その代償として、俗に言う「キモさ」が大幅に増している。しかし、これを四脚特有の魅力として捉えるプレイヤーも少なくはない。

4シリーズ

AC4ではフロート脚部というカテゴリーが撤廃されたのに伴い、四脚にその特性が吸収される形で受け継がれた(ブーストダッシュ時に脚部が折り畳まれ、機体が僅かに浮き上がる)。
地上でも空中と同じブースト速度となるため、エネルギー消費を抑えながら高速機動を維持し続けることができる。反面、旋回性能に劣り、さらにレギュレーションによっては左右方向への水平移動速度に強いマイナス補正がかかっている。またタンクと同じく俯角が狭く、二脚逆関節と比較して下方向の死角が広い。
ACfAにおいては、旋回性能、安定性に秀でているものの、レギュ1.40現在では、APが非常に低くなっている。
ネクストは基本的に常時ブースト移動であるため、実用上はなんら差し支えないが、歩行時の移動性能はかなり低い。普通に歩くと過去作品の四脚と比べひどく遅く、大きく違った印象を受ける。
キャノン系武装については、4シリーズではどの機体も移動しながらの射撃が可能だが、射撃時の安定性の高さとして四脚の特性は受け継がれている。

Vシリーズ

これまでのシリーズとは異なり、キャノン系兵装を使用する際に構えが生じるようになった。
ただしこれらの兵装を用いる際、射撃時の安定性やリロードに上方修正がかかるようになっており、遠距離砲撃戦においては他の脚部よりも優位に立ちやすくなっている。
なお、砲撃体勢に入る際には単に姿勢を低くするのみならず、後脚に装備されたアンカーを地面に撃ち込むことで安定性を高めている。
加えて、ブースター使用時の滞空時間が他の脚部よりも長いため、トップアタックを仕掛けやすいという利点もある。
また、従来作と比較すると今回の四脚は消費ENが少なくなったので使いやすさがかなりアップした。

防御面では、重量二脚型に匹敵するAPを持ち、CE属性に対して耐性を持つ反面、KE及びTE属性に対しては脆いのが特徴。これを使った代表的なアセンブリとしては所謂「要塞重四」や「中四」等。
しかし重量型のモデルは機動力がタンクとどっこいな物もあり、そうでなくても全体的に俊敏とは言えない脚部な為パルスガンプラズマガン等弱点であるTE武器持ちに張り付かれたら最悪文字通り「蒸発」させられかねず、現状は中距離射撃戦かスナイパーキャノンを積んで半砲台的な運用が中心である。

AC6

エネルギー負荷の高さはそのままだが、空中挙動に優れたパーツへと変更され、上昇アクションからホバリングモードへの移行が可能になっている。
パーツごとに程度の差はあるものの、ホバリングモードでは脚部が変形し過去作におけるフロート的なフォルムに姿を変える。

通常時には構えの必要な腕部武器(チャージ含む)を移動しながら使用でき、ホバリングモードに移行するとさらに構えを要する肩武器も移動しながら発射可能になる。
高火力武器によるトップアタックが得意。特にバズーカやグレネードといった武装は空対地戦の場合爆発によって範囲ダメージを与えられるため、有効な組み合わせになる。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2024-02-11 (日) 22:32:48 (299d)