LRに登場するブルドーザー型MTを改造した急造兵器。
バーテックスによる宣戦布告から始まった激戦で消耗したホルデス採掘場を根城とする独立武装勢力が、間に合わせのためにでっち上げたものである。
作中には2機種が登場した。
- 武器腕装備型(仮称)
本来ドーザーブレードの接続されているジョイントにAC用の武器腕(CR-WA69BZ)を溶接して取り付けたタイプで、見た目はキャノンの付いてない黄色いガンタンクである。
本来の部品を外して規格外の部品を装備という発想はグラインドブレードに受け継がれたのかもしれない。
- バズーカ装備型(仮称)
ブルドーザーの運転席の上にAC用バズーカ(CR-WR81B2)を乗っける形で溶接したタイプである。
どちらも“無理な改造が祟ってACが使用する物より攻撃力が低下している”とされるが、それよりも不適切な整備もしくは全くの不整備による品質の低下や、不正規の弾薬の使用、さらにはそのAC用パーツがそもそもジャンク品である可能性もあるなど、根本的な原因が潜んでいる気がしてならない。
ACLR以前、以降に登場する類似兵器 †
初代AC及びNXレヴォディスクには“CW-283”、AC3には“ウェルダー”という、共にクレーン車の先端にビーム砲を取り付けた物が登場し労働争議などで使用されているが、本機種は武装勢力で運用されている物であり、同じ“重機を改造した物”とはいえ、その攻撃性は比較にならない。
また、AC6ではRaD製のMTである“MB-0100 CLUTCH”がいかにも作業用といった風貌をしており、大型兵器“EC-0804 SMART CLEANER”も「無人解体用重機」と作中で呼ばれている。
同勢力が開発した作業用AC“WRECKER?”も、見た目はまさしく「人型の重機」と言えるデザインであり、戦闘向きではないものを戦闘転用しているという設定がある。