ACの作戦遂行を補佐する戦闘コンピューターで、おおむね頭部に搭載されている。
「最も頻繁に耳にする音声なので、きっちりと文の読める人を」というスタッフの拘りから、シリーズを通して有名声優が多数起用されている部門でもある。
各パーツごとに性能・性別が異なっている。
初代では敵増援の機数なども報告するが、ACPP以降はスミカ・ユーティライネンやラナ・ニールセンの存在もあって、次第に影を潜めていった。
性能によって喋り方が変化し、COMが高性能なほど流暢な喋り方をする傾向にある。これはPS2タイトルまで一貫したスタンスである。
2以降、パーツごとに性能に加えて性別が設定された。
一方でオペレーター陣の個性も豊かになっているため、ミッション中の報告などは依然としてそちらに譲る形となる。
NX以降、クレスト・インダストリアル製の頭部が女性声、ミラージュ製頭部が男声に固定された。
本作から自機のAP残量を報告するようになり、LRでは敵機体のアセンブルを解説するようになる。
AC4では元頭部の機能のほとんどがFCSに移行しており、コンピューターボイス機能は排除された。
設定上はネクストの頭部には機体全体の制御を司る統合制御体が搭載されており、各種小説媒体では機体監理のみならず緊急時の自動操縦など、従来の頭部コンピューターの発展型として機能している様子が見られる。
ゲーム中で失われた戦況報告機能に関しては、オペレーターがやってくれる(個人差あり)が、お決まりの「メインシステム 戦闘モード 起動します」がなくなったことは寂しがられることもある。
ちなみにAC4が07年のゲームショウで初プレイアブル出典された際は、オペレーターが「戦闘モード、起動」を読み上げていた。
機体の損傷度のみならず、各装備の残弾数など、多彩な状況報告を行うようになり、オーバード・ウェポン使用時にはノイズがかった音声で警告メッセージを発するなど、多彩な一面が見られるようになる。
ボイスはアセンブルに関わらずデフォルトで5種類の中から選択可能になっているが、ダウンロードコンテンツによって海外版音声や過去の人気キャラクターのボイスが使用されたコンピューターボイスが購入可能。
なお、過去キャラクターのボイスは2012年8月に行われた人気投票で1位〜3位に輝いたキャラクターが起用されている(元々は1位のみの予定だったが、枠が拡大された)。
一種類のみで選択等は不可能だが、APの損傷度や武器の残弾、リペアキット使用後の残数などを報告してくれる。
また、ガレージにおいても新着メッセージの通知をしてくれたり、ストーリー中ではハンドラー・ウォルターにパイロットの状況を報告する、オートパイロット機能で帰還を行うなど、単なる戦闘時のシステム音声に留まらない役割を持つ。
ただ、声優が今作屈指の変人との兼役なせいか、プレイヤーによってはそちらの幻聴が聞こえる弊害も発生する。
確認取れ次第追記。