クレイドルとは、AC2AAに登場するMTもしくはACfAに登場する超大型航空機。クレイドル(Cradle)とは英語で『揺りかご』のこと。
本項ではそれぞれについて記述する。

MTのクレイドル

AAに登場する飛行型MT
一定ダメージを与えると機体下部の逆関節型MTを分離するという変わったMT。一撃でAPを0にした場合は当然空中で分解する。
飛行中はミサイル、分離するとスナイパーライフルで攻撃を仕掛けてくる。

航空機のクレイドル

fAに登場する超巨大航空機。同時に同作品の物語の根幹を成す存在である。
リンクス戦争によりコジマ粒子汚染された地上から避難するために建造された居住用の高空プラットフォームである。
高度7000m(アサルト・セルの影響を受けない限界高度)を半永久的に飛び続けるようで、その構造から地上への着陸は想定されていないと見られる。
GA製とインテリオル製のものがあり、それぞれ企業ごとに航行ルートがある。また他の企業はどちらかからレンタルしており、企業連の盟主たるオーメルもその例に漏れない。
エネルギー供給をアルテリアに依存した設計であるため、飛行ルートはアルテリアのエネルギー供給可能範囲内を辿るような形になる。また、アルテリアに何らかの障害が発生するなどした場合には、基幹インフラに相当の影響が出る。
飛行に要するエネルギー自体もアルテリアに依存しているため、エーレンベルクにエネルギーを食われたORCAルートのエンディングにおいては、複数のクレイドルが地上に不時着している(もしくは墜落ともされる。とはいえ、同ルートでの「全ての人は大地に還る」「幼子が咳きこむ」等の台詞、A NEW ORDER of “NEXT”における「すぐに着陸する必要はない」という表現、下記補助動力の存在から、クレイドルの住人の多くが死亡する様な状況ではないととるのが素直か。しかし、同様にクレイドルの住人が汚染された大地には生きられないという台詞があることからも、結局クレイドルの不時着は遅かれ早かれ人類の数を大きく減らすことへとつながると思われる)。
また、その誕生の経緯からすれば当然の帰結だが、原則としてネクストはクレイドル周辺空域に立ち入ることはできない。特別な任務の際に企業連から許可された場合のみ入ることが許される。(なぜかPAは展開OK)
fAの時代では人類の過半数がこのクレイドルに移り住んでいる。また、企業の要人は有澤隆文等の例外を除いた殆どがこちらに住んでおり、この時代の企業支配体制を指す言葉でもある。
ただし、クレイドル間での移動は、"一旦地上に降りてから別のクレイドルに飛び立つ"という手法がとられており、自ずとクレイドル同士での交流はかなり少ないようである。

その構造はエンジンブロック、連結フレーム、居住区(翼部)により構成される全翼機。平均全幅4km、居住区(翼部)の高さは40mと、航空機としては史上例を見ない巨大な規模を誇る。1機当たり標準で1000万人の住人が暮らしており、居住区を増結することにより、最大で2000万人を収容可能となっている。
また、5機前後の編成で1つの空中都市“クレイドル○○(○○には数字が入る)”を形成し、作中にはクレイドル03及び21が登場する。21は建造中なので、少なくともクレイドル20までは稼動中と思われる。
また、クレイドルのエンジンは、雲から電気分解で水素を取り出し、これをエネルギーに変換が可能である。ただし、あくまで補助的なものにすぎない。

虐殺ルートでは、オールドキング主人公の手によって壊滅的な打撃を受け、全人口の大部分がクレイドルと運命を共にする事になる。
クレイドル03襲撃依頼文

対人戦専用であるが、対戦ステージとしても選ぶことができる。汚染が心配されるものの、かなり開放的な空中戦を行うことができ、他のステージでは味わえない戦闘を体験できること請け合い。

ACVDでの再登場

ACVD?において、極東(FAR EAST)エリアのPIERM SNOWFIELDに、墜落した本機とみられる残骸が多数確認されている。
その様は不時着と言うより墜落と呼ぶにふさわしく、何者かに撃墜されたかのような印象を受ける
しかし、このありさまを見るに、どのような原因であったにせよ、かつてのクレイドルの時代はすでに終わったことを示している。


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