ACシリーズにおけるアーマード・コアを操る傭兵の名称。
厳密に意味するところは作品によって差異があるが、“AC乗り”という点では原則一貫している。
また転じて、ACシリーズファンを意味するゲーマー用語ともなっている。
特にAC4が発売してAC乗りがリンクスと呼ばれるようになった現在では、従来シリーズのファンであることを強調するためにレイヴンの方を好んで名乗る場合もある。

PSACシリーズ

傭兵組織レイヴンズネストに所属しているAC搭乗の傭兵を指し、これが語源となっている。ただし、ここから転じて“AC乗り”一般を指す俗称としても使われていたらしく、レイヴンを名乗る(または呼ばれる)人物が必ずしもネストに登録していたとは限らないようである。
また百年計画に含まれない社会の暗部であるため、表向きには“存在しないもの”として扱われている。

2シリーズ

表向きにはコンコード社が運営するアリーナに登録された選手ということになっている。このため全てのレイヴンはアリーナに参加する義務を負うという、他作品ではあまり見られない特徴がある。
無論、その実態はコンコード社から斡旋されるAC乗りの傭兵であるが、アリーナを中心に活動する者もいる。

3シリーズ

グローバルコーテックスに所属するAC搭乗の傭兵を「レイヴン」と呼称する。アリーナ所属義務はなく、ミッションのみで活動する者も、またその逆もいる。

Nシリーズ以降

傭兵組織に所属し、ACを駆る者という点においては変化がない(TCBフライトネスト一行のような例外も存在するが)。
基本的にはレイヴンズアーク所属のAC乗りがレイヴンとされ、アグラーヤのような企業専属の場合は「ACパイロット」などと区別される。またレイヴンズアークは企業との専属契約を禁止しており、違反者には追放などの厳しい処分が下される。
特攻兵器によって傭兵管理組織が軒並み壊滅したLRでは、レイヴンはAC搭乗者一般を指し示す呼称となったようで、小規模な武装勢力を率いる者なども存在する。

4シリーズ

ACのカテゴリーがノーマルネクストに二分化され、ネクストを駆る者はリンクスと呼ばれるようになったため、レイヴンという呼称はノーマルのACを駆る傭兵として位置づけられている。企業やコロニーなどに所属する正規のAC搭乗者はレイヴンとは呼ばれず、熱砂の嵐では「ACドライバー」と表現されている。
一部のリンクスには元レイヴンの経歴を持つ者もおり、特にアナトリアの傭兵は“レイヴン”と呼ばれることが多い。

ACV

MOH?ミグラントの一部がACを運用しているが、AC乗りについて、特に決まった俗称は存在しない。

余談

レイヴン(Raven)とは英語の名詞でワタリガラスを意味している。
日本の本州で一般的に見られるカラスと比較して大きめで、北海道などの一部で見られる。

また、同スペル・同発音(辞書によってはラーヴン、ラーヴェンなど、名詞と発音が区別される場合も)のまま、「略奪する、むさぼり食らう、獲物を狩る」と言った動詞用法、「艶のある黒色の〜(日本語で言う“濡れ羽色”)」と言った形容詞用法などがある。

ちなみに多々レイブンと書かれる場合があるが、日本語表記の慣例としては問題無いにしろ、公式作品ではほぼ一貫してレイ“ヴ”ンと記載される為、準ずる記載を心がけた方が無難である。
今のところ確認されているもので作中でレイブンと表記されたのは、初代AC体験版(TECH PLAYSTATION 97年7月号付録)に収録の「砲台施設破壊」ブリーフィング文と、AC3Pでのマーウォルスの紹介文のみ。

関連項目


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