AC同士が順位を争って戦うという点においては全シリ−ズ共通であるが、その背景事情などはそれぞれ異なっている。

PSACシリーズ

本シリーズにおいて、アリーナは庶民の娯楽として非常に広く認知されており、これはNXまでの各作品に共通する設定である。また、レイヴンにとっても自らの操縦技術をクライアントに合法的にアピールできる場であった。
初代においてレイヴンズネスト主催の、AC同士を闘わせてその勝敗を賭けるイベントである「ACバトル」がミッションとして用意されており、PPにおいてその要素をゲームシステムとして発展させたのがアリーナとなる。
ネストが主催するものはもちろんのこと、各シティが開催する「地方アリーナ」などが存在することが、公式小説で語られている。
MoAではディスクが二枚組で一枚は「脚部別」「フロム」等、多様なアリーナをプレイできる。

2シリーズ

本シリーズでも庶民の娯楽としてアリーナの人気は火星にまで及んでおり、レイヴンがその腕をアピールする場でもあった。
しかし、以前と違いアリーナを開催できるのはコンコード社のみとなっている。また、コンコード社のレイヴンはアリーナに登録することが義務付けられている。
なお、AAではアリーナモードは無いものの、ミッションでスペシャルアリーナに出場するという形式がとられている。これはなぜかアリーナなのに修理費弾薬費はレイヴンが自己負担となっている。

3シリーズ

本シリーズにおける主催者はグローバルコーテックス。形態は通常のアリーナとタッグマッチであるエクストラアリーナのニ種類が存在する。
ランキングはA〜Eのランク分けがされた上で、その中でさらに順位が付けられる。例えば、Aランクの1位であれば“A-1”と表記され、Cランクの4位なら“C-4”と表記される。アリーナの勝利だけではランクアップは出来ないので、本シリーズではアリーナのトップに立つためにはある程度ストーリーを進めなければならない。
また、本シリーズではアリーナへの登録義務規定はない模様。そのためエグザイルネームレスのように、アリーナで活躍せずともその名をとどろかせるレイヴンも存在する。

NX

本作における主催者はレイヴンズアーク。形態はミッションで成功したときなどに報酬とは別に獲得するポイントで順位が変動するシステム(これは初代ACに近い)だが、レイヴン同士での対戦結果もまた、順位に影響する。
ただし、レイヴンズアークに所属していなくともアリーナに参加することは可能であり、漫画版においてそういった描写がみられる。

NB

NX同様レイヴンズアークが主催している。自動生成システムでランダムにACを選出するサブアリーナと、イツァム・ナー等が登録されているアリーナの二種に分けられており、4回任意のACとアリーナで戦うごとに公式戦が組まれるようになっている。

LR

アークが消滅していることと、ストーリーが24時間という限られた時間内での物語であることから、VRアリーナという形式を取っている。
賭金を前もって支払い、シミュレーター上で敵機と戦闘を行う。これに勝利するとそれに見合った報酬が支払われるというシステム。シリーズ通して唯一の有料アリーナである。
ちなみに、VRアリーナはフォーミュラフロントのシステムが応用されている。
ストーリーをクリアすると、ゲーム中で撃破したレイヴンと戦うことのできるEXアリーナが開放される。

AC4

VRアリーナと同様、シミュレーター上での戦闘となる。このため、所持していないパーツでも使用することが可能。
ちなみに、シミュレーターのデータは各企業グループのリンクスのものがまとまっているのだが、そのデータはGAアメリカ及びローゼンタールから提供されている。恐らく、アナトリアは実際の傭兵としての任務遂行に加え、こうした戦闘データの解析・研究も代行していたのであろう。

fA

AC4とは異なり、オーダーマッチという形で実際にAC同士が戦う形式を取る。
そのランクは必ずしも実力と一致しているわけではなく、ホワイト・グリントUnknownのように政治的理由から低いランクに収まっているリンクスもいる。

ACV

本作にはアリーナは存在しない。
だが、価値のある土地を奪うためや己の名声を高めるために、自らの命を賭けた「決闘」は日常的に行われており、オーダーミッションの大部分がこの「AC同士の決闘」となっている。
ただし、1対1とは限らない。


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