初代ACに登場する2大企業の片割れ。Chrome.
ED88年(大破壊の18年前)に創設。
百年計画(地下複合都市建設計画)の中心的企業であり、その規模は最大を誇る。
地下世界を二分する勢力であるムラクモ・ミレニアム社と比べて強気な経営姿勢が特徴で、クロームこそが地下世界を正しく導ける強大な存在であると自負している。
ただし、その活動はあくまでも自社利益を追求するという利己的な視点によって行われ、ムラクモ・ミレニアムに対抗するためテロ組織“イミネント・ストーム”の支援。
挙句の果てにはレイヴンを雇いガルシティを襲撃し、クロームに市民が縋る状況を作ろうとしたり、ケミカルダイン社と共謀して都市に生物兵器を放ちデータ収集を行うなど、
もはや自社利益のためにやりたい放題の状態である。
しかし、そんな姿勢が災いして反クローム企業が対抗馬であるムラクモに次々と合流。ED130年代には企業勢力がクロームとムラクモにほぼ統合され、膠着するという時代を招く。
その一方、管理下に置く都市における生活環境は比較的行き届いており、地球政府が地上に都市を設置する際には、クロームの管理する都市の福祉制度がモデルケースとされた。

初代ACでクローム壊滅ルートを辿った場合、ムラクモの手によって提携先のケミカルダイン社が開発した生体兵器を大量に解放され、
都市が生物兵器で溢れるという事件を引き起こされた挙句、情報操作により全責任を押し付けられてしまう。
この時の批判は相当なものだった様で、レイヴンズネストからも「この流れは止められない。クローム社は滅ぶ」と断言されている。
イミネント・ストームに地下都市の生命線設備であるエア・クリーナーを占拠させ、ムラクモ解体を要求する等、強硬手段を講じるが、失敗。
社会的に追い込まれて、無人ACを軸に武装蜂起したものの入念に準備を整えていたムラクモによって返り討ちにあい解体させられ残った資産をムラクモに持っていかれる羽目になる。
最後の切り札デヴァステイターを擁していたクローム社残党も主人公に倒され企業間抗争が終わったと思いきやバージュ後釜として現れたというニュースが流れることになる。

本社はアイザックシティにあり、警護のためにレイヴンを雇っているが、実際は威圧が目的。更にクローム自体はレイヴンを便利な使い捨ての道具くらいにしか考えていない。
企業構造は総帥をトップに置き、その下に社長、取締役会、査問会があり、
さらにその下に各部門のトップが来るという完全なピラミッド型。 数多くのグループ企業を抱えており、支社の計20種の下部組織がある。

大深度戦争初期にムラクモ・ミレニアム共々壊滅した。しかし、戦争終結後はクローム系であったエネルギー企業セプテムを中心にエムロードとして再編成され、
瞬く間に地球最大企業へと成長する。しかし、他企業の牽制を怠ったため火星ではジオ・マトリクスが優勢。
また、旧クローム系列全てが合流した訳ではなく一部はバレーナに流れている。
ちなみに後世ではクローム社が譲るべきところを譲らなかったから大深度戦争が発生したという識者もおり、やや否定的な見方をされている可能性がある。

ACVDLC第2弾のチームエンブレムセット4エンブレムが入手可能。

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関連項目


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