背部兵装版のショットガン。Slug Gun.
発射される散弾の量、一発あたりの威力ともにショットガンより大きく、全弾直撃時のダメージも飛躍的に高い。
ただし、キャノン系装備としてはグレネードランチャーと同等かそれ以上に重い部類で、四脚には積み辛いものが多い。このため主にタンク系ACに積まれるか、一部シリーズに登場する軽量機種が選ばれる。

PSACシリーズ

ヴァルキュリアCが異常に強化されたこの武器を使ってくることで有名――同時に、自分で使用した際のガッカリ性能もまた有名。攻撃力に対し、リロードが遅すぎて使い物にならない。
PP?からはEN武器版も登場する。こちらは発射時のEN消費から扱いが難しいものの、飛躍的にリロードが早くなっており、固め殺しも狙える性能になっている。

2シリーズ

名称が変更され、リニアガンとして登場する。
極めて弾速に優れ、近距離での直撃狙いだけでなく中〜遠距離での削りにも使用できる。
AC2SLまでのスラッグガンは、スナイパーライフル並の弾速が特長となる。

3シリーズ

名称が再びスラッグガンに戻った以外は基本的に同様であるが、システム上の全体的な命中率の低下により削りが狙いにくくなっている。
SLにて軽量機種が登場。性能の低下を抑えつつも大幅に軽量化されたため、スラッグガンを使用する場合は主にこちらが用いられた。

Nシリーズ

マガジン方式になり、腕部用のショットガンと同じく瞬間的な二連射が可能になった。無論、原理は不明である。
しかし、マガジン再充填は非常に遅いため扱いが極端に難しい。
さらに弾速が他のキャノンと同程度にまで低下して削りが狙いにくくなった上、軽グレ大グレと言った他の強パーツの台頭により、非常に影が薄くなっている。

ACfA

アルゼブラから製品化。キャノン系装備では比較的軽量な部類である。 作中ではシャミア・ラヴィラヴィ四脚ネクスト“レッドラム”が搭載している。
重ショットガンすら大きく上回る攻撃性能を持ち、直撃時にはPAを一気に引き剥がすほど。
また散弾の特性上、グレートウォール内部の障害物などを効率よく破壊しやすい。

余談

本来、散弾銃における“スラッグ弾”とは&font(u){一発撃ちの大口径弾};を意味する。熊や猪などの大型獣を仕留めるためのもので、近距離では強力だが口径が大きい(=空気抵抗も大きい)ため、有効射程は短い。(イメージとしてはAC4ゲーム中でのバズーカのような遅く、重い弾)
これと併せ、スラッグ弾(特にサボットスラッグ弾)を扱うことを前提に設計された散弾銃が「スラッグガン」の名称で販売されていることもある。
つまり、スラッグガンとは「散弾銃の中でも一発弾の扱いやすい銃」と定義することができる。

そこから考えるとゲーム中で散弾が発射されているのは、全面的に間違ってはいないものの「スラッグガン」の名称とは不釣り合いではある。
しかし、これらはグレネードランチャーチェーンガンなどにもあるようにACシリーズではさして珍しいことではない。
ガンダムの「バルカン」のように他のフィクションでも散見される現象であり、またそもそもこのような分類は時代や地域・組織によって変化が有り得るもので、&font(u){ACの世界でも現代の分類方式が通じるとは限らない。};


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