4シリーズに登場する、機体の重心を補正する機能を持つパーツ。
AC4では機体の重心が旋回性能や速度に影響する仕様となっており、後方に重心が偏っていれば前進速度が向上し、重心が前寄りならばその逆となる。旋回性能も同様で、左寄りならば右旋回、右寄りならば左旋回の速度が向上する傾向にある。
このため、機体の特定方向への機動性をフォローする目的で装着されることが多い。
機体の重心に偏りをなくすことで、バランスよく動ける様に調整するもよし、逆に特定方向に重心を傾けることで、その方向への移動のみを強化するもよしだが、機体の外見に手を加える飾りとして付けるのも悪くは無い(他作品のメカを再現する際に重宝する)。
ただし、あまり大量に付け過ぎると死荷重となるので注意が必要(fAでは重量・エネルギー消費ともに0となり、付け放題になった)。
装着部位は以下の通り。
- 頭部
- コア
- 腕部
- 脚部(4脚は各脚部それぞれに装備可能だが、タンクは装備不可能)
- 左右大腿部前面(いわゆるフロントスカート)
- 左右膝関節部側面(GAE製4脚は一部装備不可能)
- 左右踝部側面
- 腰部後面(いわゆるリアスカート。逆関節は一部装備不可能)
これらのパーツの中には装甲板やスモークディスチャージャー等を思わせる形状のものもあるが、これを装備したからと言って、そういう効果が発揮されるわけではない。
こういったデザインは、AC4開発途中の段階で重心調整だけでなく装甲や追加コンデンサー、冷却装置、追加整波装置、空力制御等の機能を盛り込む予定であったため、その名残とも言える(ARMORED CORE DESIGNS 4 & for Answerより)。
ゲーム中では実装されていないが、脚部全面を覆うほどのサイズの巨大なスタビライザーもラフスケッチが存在する。
また、ひよこことHD-LANCEL-OPT04のように、どう見ても飾りでしかないようなパーツもある。