ACfAに登場するリンクス。カラードランク2。Lilium Wolcott.
声優は名塚佳織が担当した。
063ANベースのネクスト“アンビエント”を駆り、その技量から、リンクス戦争で死亡したメアリー・シェリーに次ぐ新たな“女帝”と目されている。
ただし、優秀な狙撃手として知られたメアリーとは異なり、こちらは重火力の四脚機(恐らく王小龍)との連携を前提とした前衛型の機体を駆る。また、性格もメアリーとは異なりたおやか。
作中では、お茶会、ORCAルートミッション“衛星軌道掃射砲防衛”、古王ルート最終ミッション“アルテリア・クラニアム占拠”で敵として登場。
また、企業連ルートのエンディングにおいてPQを撃破しているのも彼女である。
「リリウムはご信頼に背きました・・・」という台詞や王小龍の事を“王大人”と呼ぶあたり、女帝と目されながら王小龍の飼い猫か何かのあまり高くない立場に思えてならない。
また、水没王子のことはオッツダルヴァ様と呼んでいる。
余談だが、『リリウム』とは百合の学名である。
ついでに、字面が似ているAC2AAのオルコット海?は綴りが“Arkot Ocean”であり発音からして別物。
BFF専属リンクスだが、アンビエントの脚部にオーメルのスタビライザーを装備していたり、オーメルに提供されていたAFイクリプスと共にエーレンベルクへ進軍したり、オーメルからビッグボックスの情報を聞き出していたりと何故かオーメルとの関係が深い。企業の意志が介入するカラードにおいて2位になるために王小龍が政治力に長けたオーメルとのコネを作ったのかもしれない。
fAにおける三大萌え嬢の一人。
その性格や上の女帝や王女と言った呼ばれ方から二次創作界隈ではやはりお嬢様、加えロリキャラや腹黒キャラとして扱われたりするパターンが多い。
またその副次効果でコジマ汚染が深刻化したリンクス達の殺意が王小龍に集中すると言う事態も起きている。
なお、AC4に登場したフランシスカ、ユージン姉弟(いずれもウォルコットの末裔という設定)との関係は不明。一部のフロム脳末期患者のなかには、「リリウムはフランシスカとユージンの間での近親相姦によって産まれた」と主張する向きもある。それはそれで背徳感に満ちてはいるが・・・確実に言えることは『白き超新星の狼』との関係は全く無いという点。
先述の通り、063ANベースの中量二脚型ネクスト。
単機での運用は想定されておらず、専ら後方からの火力支援を行う四脚機との連携を前提とした運用がなされている。
063AN自体が前衛機として開発されていることもあり、突撃型ライフル(ホワイト・グリントと同モデル)、レーザーライフル、高機動ミサイル、自機追従型ECMといった、近距離戦闘用の兵装を装備している。
特に両手のライフルはいずれも命中精度に優れ、交戦時には気が付くとチクチクと削られている、ということも。
ちなみにこの機体はVIシリーズとして、2012年5月にコトブキヤから発売されている。
同製品内の機体説明にてアンビエントのOB機構に関する記述があり、細かく分割されたハーモニカ状のOB機構は、
内蔵ブースターの騒音を抑える働きがあると共に、適切な出力調整を行えば外部に漏れる光量も抑えるとされている。
しかし、他社の出力重視のブースターでは静音効果を発揮できず、またBFFも独自のオーバードブースターの開発に至らなかったが、
もし実用化されていればBFF製ネクストは非常にサイレントなOBによる隠密性を兼ね備えた機動力を持つに至ったであろうとされている。