Vシリーズにおけるオンライン対戦の1形式。
各地域ごとに設定された領地をチームごとに奪い合うもので、同作における対人戦の本命として位置づけられたもの。
電撃戦・制圧戦・妨害作戦・データ回収の4種類の対戦形式があるが、いずれのルールにおいても相手チームのACを全滅させた方が勝利となる。また、両者が共に勝利条件を満たした場合や時間切れの場合には、防衛側のチームの勝利となる。
侵攻側チームの勝利により領地の耐久値が減少し、耐久値が0となった領地は決戦ミッションでその領有を賭けることとなる。また、耐久値0の領地はシーズンリセットの際に没収される。
領地には下位・中位・上位の3種類があり、領地カスタムによって領地毎に設定された電力の範囲内で、各種の固定砲台を設置可能。供給電力や砲台台座数などは無論、上位>中位>下位である。
この為、領地戦においては基本的に防衛側が有利と言われる。
また、侵攻側はチームの評価を上げることによって、侵攻できる領地を増やす事が出来る。

しかし過去には上位チーム同士による八百長決戦での領地維持疑惑の浮上や、チームに紛れ込んだスパイが深夜帯等の隙を突き勝手に決戦防衛を行って領地を盗んでドロンしたりと何かと黒い話が絶えなかった。

ACVD?では領地戦のルールその物が根本的に変更され、各チームが3大勢力に分かれて互いの領地を削り合う「勢力戦」と言うシステムに一新。よりシンプルに対人戦を楽しめる様になった 。
それぞれ

  • SOUTH FRONTIER(南アメリカ)
  • NORTH FRONTIER(北アメリカ)
  • NEW FRONTIER(アフリカ)
  • FAR EAST(極東)
  • MIDDLE EAST(中東)
  • SOUTH ISLANDS(オセアニア)
  • MID-CONTINENT(ヨーロッパ)

の7地域に8種のマップがあり、シーズン毎に3地域、2地域、2地域ずつ各勢力に割り振られる、なお勢力が持つ領地耐久の合計は平等である。
チームは必ず所属勢力から領地の担当を任され、その防衛や他勢力地域への攻撃に参加する。これにより弱小チームで領地が無いということは無くなり、またカスタムマップで砲台を設置する為に使用する電力に関してもチームランクに関わらず一定となった為、一工夫が必要になってくる。
当然、これにより八百長や鼠が紛れ込んだか・・・と言う事も無くなった。 詳細は後述。

各ルール解説 (ACV)

電撃戦

領地に砲台に加えて5機のヘリが配置され、それの撃破/護衛が目的となるルール。
ヘリ自体のAPがかなり多いため、純粋にAC同士のチーム戦となりやすい。
侵攻側はACを無視してヘリを全滅させても勝利は可能だが、あからさまに防衛側のACとの戦闘を避けるような戦術は“ヘリ凸”等と呼ばれ嫌われやすい。
具体的には、全機がオーバード・ウェポンを装備し、開戦直後にヘリに突撃するなどがこれに当たる。また、初期にはHEATハウザーによるヘリ凸が横行し問題となった。

制圧戦

領地内に設置された砲台の撃破/護衛が目的となるルール。
砲台または防衛側のACを全滅させれば侵攻側の勝利となるため、電撃戦と同様AC同士のチーム戦となる傾向にはあるが、砲台が1つでも残っている状態で時間切れとなった場合には防衛側の勝利となる。

妨害作戦

侵攻側は相手チームのACまたは砲台を破壊することで一定額以上の損害を与えることを目的とするルール。
砲台と防衛側のACにはそれぞれ損害額が設定されており、一定の額(領地評価により異なる)を超えた場合に侵攻側の勝利となる。
制圧戦とは異なり、必ずしもACまたは砲台を全滅させる必要はない。

データ回収

領地内に複数設置されたデータポストから重要データを奪取する侵攻側と、それを阻止する防衛側と言うルール。
データポストに近付くとデータが回収され、これが100%となった場合に侵攻側の勝利となる。
1つのデータポストに複数のACが近付いた場合にはデータの回収速度が向上する。
現実的には、データ回収中は侵攻側の機体は身動きがほとんど取れないため、事前の防衛側ACの排除が必要不可欠。
故に最も手間の掛かる領地戦として極端に人気が無い。

ACVDに於ける領地戦

VDの領地戦は大きく分けて以下の二つとシンプルだが、その分中身の濃い物になっている。

通常出撃

  • 制圧戦
    V時代の頃と同じく侵攻側と防衛側の二方に別れて戦い、相手側を全滅させるかタイムアップ時にどちらかの戦力ゲージが上回っていた側の勝利となる。
    今回はヘリ等の破壊/防衛目標は存在せず、故に凸行為での勝利は出来なくなったが代わりにマップには取得する事で自軍の戦力ゲージを少し伸ばすサブターゲットが入ったコンテナが配置され、時にはこれを巡って熾烈な奪い合いが起きる事も。
    またマップ自体も吹雪や砂嵐で視界不良だったり、高空から爆撃機が無差別爆撃を行う中だったりと一癖も二癖もあるものが多い。
    侵攻側は勝利する事で侵攻したマップの耐久度を減らし、防衛側が勝てばそれを回復出来る。どちらの場合も勝者は「特別出撃ポイント」を得られ、これを貯める事で後述の特別出撃が可能になる。
  • データ回収戦
    マッチングしたチーム同士のランク差が大きいと発生、つまりハンディキャップマッチ。
    基本的な事はV時代のものと同じく相手側の全滅か全データポストからの回収成功が勝利条件だが、今作から頭部パーツに「ハッキング性能」と「ハッキング範囲」と言うパラメーターが追加され、これの高低でハッキングに要する手間が大きく変わり、また防衛側もデータポストへアクセスして先にブロックしたりハッキングされかけた、或いはされる寸前のポストへ逆ハッキングする事が出来る等の変更点がある。

特別出撃

通常出撃と同じく戦闘は上二種のどちらかになるが、戦うマップは必ずカスタムマップとなる為V時代の方式に最も近い。
当然砲台がある分防衛側が有利である為侵攻側は厳しい戦いを強いられるが、勝利すればマップの耐久度を通常出撃の時とは比べものにならない程ゴッソリ減らす事が出来る。
またチームランクが一定以上ならば時折各エリアに出現する未確認兵器への挑戦権を得られる時があるが、どちらでも勝とうが負けようが特別出撃を行うとまたポイントは一から貯め直しになる。


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Last-modified: 2015-10-22 (木) 23:29:16 (3102d)