AC腕部に装備される近接戦闘用装備。早い話が、ガンダムシリーズにおけるビームサーベルのようなものである。使用回数制限が存在せず、何らかの理由で武器そのものを失わない限り何度でも攻撃できる。

シリーズによって差異はあるが、たいていは射撃武器と比べ高い威力を持っている。このため、軽量二脚など重火器を積みにくい機体において、有効なダメージソースとして位置付けられることも多い。

また、作品によってはエネルギーシールドを展開中の敵に斬りかかるとダメージは与えるものの弾かれてのけぞってしまう
AC2のOPムービーでも同様の演出があるが、2の時点では不可能であり、フロムマジックの一種とも言える。

それぞれのシリーズにおける特徴

PSACシリーズ

左腕専用武器として登場。ちなみに左腕の武器パーツはブレードだけなので、ブレードを装備するかしないかしか選択肢はない。

地上・空中ともにブレードホーミングが存在するが、空中斬り全盛のシリーズ故、敢えて地上ブレードがフォーカスされることは少ない。空中斬りするとダメージが4倍になるという超絶仕様により、シリーズ中でも屈指の威力を持つ。とりわけ月光の空中斬りはたったの一撃で敵機のAPを0にすることもあり、大逆転が狙える。

ブレード光波はPPまでは強化人間専用だが、MOAにて光波専用ブレードが登場。月光の光波は1発で5000ほどの防御力無視ダメージを与える。

刀身色はブレードに依存する。どのようにして腕部に装着されるのか、外付け方式なのか内蔵方式なのか…といったメカニズムは、ゲーム中では明らかにされていない。~ただし「AC017 ナインボール」は腕部からブレードユニットがせり出す形になっているほか、メカニカルガイダンス山下いくとが寄稿したイラストから読み解くことも不可能ではない

2シリーズ

引き続き左腕専用武器だが、武器腕には両手ブレードが存在する。もっともそちらは性能が悪すぎるので、実質的にはやはり左腕専用。

空中斬りの威力ボーナスはほぼなくなり、一撃必殺はできなくなった。本シリーズから左腕パーツにエネルギーシールドが登場したものの、そちらはかなり特殊なパーツであり、「左腕武器=ブレード」という図式にあまり変化はなかった。

見た目的には、前腕部側面のハードポイントに外装される形態に変更となった。

3シリーズ

基本的には2シリーズと変わらない。ただし、実盾が登場し左手銃が充実し始めたSLにおいては、その存在感は一気に薄くなった。

Nシリーズ

ブレードホーミングの完全撤廃、使用時消費ENの急騰など極端に弱体化。ダブルトリガーが基本となったゲームバランスも併せ、一気にネタパーツへと転落した。

一部のパーツはハンガーににも対応しているが、他に適当なパーツはいくらでも存在するため、顧みられることはまず無い。

LRでは空中ブレードホーミングが復活したが、当てやすさにはあまり貢献していない。反面、LRでは狭い空間で硬い敵と戦う機会が増えており、ブレードそのものには一応の使い道が与えられることとなった。

4シリーズ

右腕武器・左腕武器の区別が消滅した4シリーズでは両腕に装備することが可能となり、それまでの作品ではサムライのみが可能だった二刀流も可能となっている。これに伴い、両手で同時に斬撃を加えた際のモーションが追加された。

PA性能に優れており、常に安定したダメージが期待できる。 また、LRまでと比べ機体の機動性能が大きく向上したこともあり、ブレード攻撃を狙うチャンスが掴みやすくなっている。

AC4においては振り出しが遅く、敵と接触して攻撃が中断されてしまうこともある等扱いづらい武器だったが、fAでは改善。

ただし対人戦では相変わらずで、そうそう当たるものではない。特にfAにおいては、レーザーブレードが異常なまでに猛威を振るったレギュレーション1.20の存在や、回線ラグを大きく助長する点などから、対人戦における禁止パーツの筆頭となっている。

刀身色は製造メーカーに依存するようになった。その一覧表で表す。

製造メーカー
レイレナード
オーメル
ローゼンタール
インテリオル・ユニオン

Vシリーズ

マニピュレーターで保持する方式となっており、より剣らしい形状となった。

刀身の形成パターンが2種類あり、垂直方向に刀身を発生させる刀剣のようなタイプと、水平方向に刀身を形成するジャマダハルのようなタイプがある。それぞれモーションが異なるため、当たり判定についても異なるが、総じて当たり判定が側面に集中している。場合によっては三時、九時よりも後ろの方向にも攻撃が当たることもある。

その特殊な攻撃範囲に加え、とっつき同様足を止めての攻撃になったことや、ヒット時に衝撃を与えられなくなったことから、Nシリーズとは違った意味で扱いづらいパーツになってしまっている。

LB-66 MOONLIGHT及びANOTHER MOONのみが専用の刀身色をもち、それ以外は基本的に同一エフェクトとなっている。

AC6

再び左腕専用武器となる。本作では対象を自動追尾するロックオンアシスト機能と相まってブレードが当てやすくなっている。

エネルギー兵器全般の仕様変更によってアサルトブーストを使った強襲と組み合わせやすく、スタッガー状態になった敵への追撃などに有効。

V系と同じくハンガーを使用すれば、射撃武器や他のブレードと状況に応じた切り替えが可能。

関連項目


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