敵に見つかりにくくするための技術の総称。(英)Stealth.
現実にはレーダーに探知されにくく計算された機体形状や、赤外線探知からエンジン排気を隠すカバー、レーダー波を赤外線に変換する電波吸収塗料などが有名であるが、機体騒音の削減や迷彩塗装などもステルスの範疇と言える。

ACシリーズではACパーツとしてレーダー探知及びロックオンを阻害するステルスや、光学迷彩を使用するAC3フリューク、公式小説FTSにてミナーヴァが使用するフリッカーシステムなどが代表的。

MOA

両肩武器「P77-ST」として登場。
後発作品のようにロック妨害機能などはなく、純粋にレーダーにのみ映らなくなる。
PSACシリーズにはステルスセンサーという機能自体がないため、どのような機体が相手でも決してレーダーには映らない。

シングルプレイでの実用性は全くないが、対人戦ではステージ次第で数分間の悪夢を作り出しうる。

2シリーズ

両肩武器「ZXR-S/STEALTH」として登場。
レーダーに映らなくなる効果に加え、武装として使用することでロックオンを不可能にする機能が追加された。
一回ごとの効果時間は約16秒で、効果時間の間はブレードホーミングも通じなくなる。
使用中は折り畳まれたパーツが展開し、紫色にぼんやりと発光する。

ステルスセンサーが付加されているレーダーには映ってしまうが、該当するのは頭部ではアンテナ頭、背部レーダーでは上位二機種のみ。

ロックオン妨害機能は武器変更やブレードを振っただけで強制中断されるため、敵機撃破を要求されるミッションやアリーナでは使いどころがなく、高い装備負荷も相まって一般にはネタパーツと思われがちである。
しかし、対人戦では「接近のリスクを極端に減じられる」「レーダーに映らない」「最長で合計160秒(=試合時間の半分以上)もの主導権を握れる」などの強力なアドバンテージを得られ、一度でもAP勝ちしてしまえば圧倒的有利に立ち回ることができる。
事実として、AC2の公式大会ではステルス機が優勝を勝ち取っている。

当初はE砂を装備した重量二脚などが中心で、AP勝ちした後の時間をステルスで逃げ切る戦略が主体だったが、ロックオン妨害しながらの強襲や、至近距離でレーダーに映らない特性のメリット、心理的駆け引きでの有利などが見直され、特にカニ腕マシなどの武器腕軽量機体との相性が注目されている。

ちなみに2001年初頭にコトブキヤより発売されたアクションフィギュア「ジオ・マトリクス ZCX-F/ROOK」の付属武装として立体化されたことがある。
開閉機構までは再現されておらず展開状態で固定だが、造形はカッチリとして良好。

3シリーズ

エクステンション、「MEST-MX/CROW」として登場。
未使用時は通常どおりレーダーに映ってしまうが、他の腕部兵装背部兵装との併用が可能となり、分かりやすく強力になった。
効果時間はAC3で約8秒、SLで約4.5秒。使用回数はどちらも5回。
使用時にパーツが展開し、紫色に発光する演出は2シリーズと同様。

PS2シリーズ時に開催された公式大会では3・SLともに禁止扱いであったが、ポータブルシリーズでは制限がなかったため、多くの機体に装備されていた。
禁止の有無については意見が分かれるが、特にSLでは電池の方が危険視される場合が多く、ステルスのみピンポイントで禁止にされることは現在ではあまりないようである。

SLではOP機体クレスト強襲型が装備しており、パーツが閉じるギミックが映像中で印象的に演出されている。

Nシリーズ

ECM濃度と耐ECM性能の概念が導入され、ステルスは未登場。
マップ上のECM濃度が高くなるとシステムエラーが発生し、レーダーの更新遅延や砂嵐化、ロックオン不可能などの異常が起こるようになった。

4シリーズ

同じくステルスは未登場。
ECMはレーダー妨害のみとなり、ロック無効化機能は閃光弾及びアサルトアーマーの特色となった。

Vシリーズ

これまでの作品と異なり、レーダーによる索敵そのものがシステム上存在しない事もあり、ステルスに相当するパーツは未登場。
ロック無効化機能もフラッシュロケットに限られる。 ただし、ジャマーを使うことでリコンによる索敵を妨害することが出来る。

余談

混同されがちだがECM、特にジャミングなどと呼ばれるものは基本的にステルス技術には分類されない。
ステルスは存在そのものを気づかれないための概念であるのに対し、ジャミングは言うなれば強烈な雑音を流すことで情報を紛らわせるような技術であるため。

上記のような考え方から分類するとすれば、ロックオン妨害やフリッカーシステムなどは単なるジャミングではなく、いわゆる“アクティブステルス”と呼べるものと考えられ、これはFTS本編でも描写されたように「妨害していることすら相手に気付かせない」という現代から見れば極めて高度な電子戦技術がACパーツとして実用化されているものと思われる。

さらに余談となるが、現実のいわゆる“ステルス戦闘機”などはレーダーに映らないのではなく、『レーダー上で“戦闘機”として判別できる距離が極端に短い』という表現の方が実際に近い。
例えば米軍のF-22“ラプター”のレーダー反射断面積は小鳥と同程度と言われており、レーダー上での反応は自然物に紛れてしまって判別ができない。
(※詳細なステルス性能は防衛機密であり、あくまで諸説ある推測の一つである)


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Last-modified: 2013-07-13 (土) 01:33:08 (1532d)