PS2シリーズにのみ存在するシステム。
被弾やOBの使用、環境温度の影響などで機体温度が上昇し、コアの耐熱限界温度を突破した状態を指す。
冷却が完全に終了するまでAPの減少やジェネレーターのエネルギーの減少など、大きなペナルティを受けるため、対戦などでは自機の熱を管理しつつ敵機の熱暴走を狙うのは非常に重要である。
熱暴走中はラジエーターの性能が通常冷却から緊急冷却に切り替わる他、被弾やOBによって受ける熱量が半分ほどになる。

4シリーズ以降は廃止されたが、ゲームシステム的な特徴はプライマルアーマースタッガーなどに受け継がれている。
また、熱の概念はAC6にパラメーターとして存在するが、こちらは兵装を再使用出来るまでのクールタイムに関わり、炎などの高熱によるステータス異常はACS障害?に振り分けられている。

2シリーズ3シリーズ

コアの耐熱限界を超えると熱暴走となり、冷却完了までAPが減少し続ける。
ラジエーターの緊急冷却性能が低い場合は大ダメージを被る危険があり、一般的に通常冷却性能よりも緊急冷却性能を重視してラジエーターが選択される。

また、溶鉱炉のように極端に高温な地形では環境温だけで熱暴走に陥る場合がままにあり、そのようなマップでは通常冷却性能や、一般にはダミーパラメータとして認知されているフレームの冷却性能も考慮してアセンブルを行う必要がある。

一般的に実体弾兵器が熱量に優れ、EN兵器はほとんど熱量がない場合が多い。 特にハンドガングレネードランチャースラッグガンなどは敵機の熱暴走を狙いやすい傾向にある。
「熱ハンド」「熱ショット」などのように、攻撃力を下げて熱量を増加させた機種も存在する。

Nシリーズ

コアの耐熱限界を超えるとラジエーターが緊急冷却を開始する点は同様だが、APではなくジェネレーターのエネルギーが減少を始め、さらに温度が上昇するとAPが減少するようになった。
Nシリーズでは通常ブースターの使用でも熱量が発生するようになっており、さらにMTなどの攻撃の熱量も全体的に増しているため、2シリーズ〜3シリーズよりも熱暴走の危険が高い。このため性能の低いラジエーターを搭載すると、通常の小ジャンプ移動すら困難になる場合もある。

特に、熱暴走時にエネルギーが減ることから「被弾によって発熱→回避時のブースト噴射でさらに発熱→エネルギーがみるみる減少→チャージングに陥って回避も冷却もままならず大破」という事態になったりする。

Nシリーズでは実体弾兵器の熱量は比較的抑えめとなり、EN兵器の熱量が高めに設定されている。熱量増加型のパーツも引き続き一部に存在している。


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Last-modified: 2023-10-17 (火) 14:59:48 (394d)