ACVの登場人物。声優は藤原啓治。英:Chief.
中の人繋がりでユーザー間では俗に「ひろし」もしくは「焼野原ひろし」などと呼ばれる。

シティ代表と契約を結んだ企業実働部隊の、文字通り主任を務める。
現場における陣頭指揮を執る他、自ら重量二脚AC“ハングドマン”を駆り直接戦闘にも参加する。
その実力はキャロル・ドーリーをして“一流”と称せしめるほど。

一見おちゃらけた言動ながら、端々には人命を厭わず、弱者を容赦なく見下す冷酷さが垣間見える。さながら戦闘狂のような怪人物。
しかし、その言動は演技(もしくは“お遊び”)だったようで、ストーリーミッション後半には一転してシリアスな面を見せる。

その正体についてはキャロルともども作中では明確にされていないが、少なくとも普通の人間ではないようである。
言動から鑑みるに、旧作のレイヴンズネスト管理者のように人類復興の手段を模索する人外の存在なのかもしれない

ACVD-LINKアーカイブによれば、ACV本編後もタワーへ近づこうとするフラン達の前に敵として現れており、
主任A〜Eとして複数で出現している(本文中には「無数の主任AC」との表記もあるので、それ以上いた可能性もある)。
この主任ACはACVの主人公とセサル・ヴェニデ(ヴェニデの創設者)に撃退されているが、その際フラン達の案内を務めたアイザックという名の、財団との関連が窺われる人物を連れていたといわれる。

初版編者はこのキャラクターが発表された当初、『キャーシュニンサーン!!』というKQネタに使われることを予想していたが、実際には声を担当した藤原啓治氏の好演(怪演)が特に目立ち、発売後もそういった言説はほとんど見られない。

また、某所では早い段階からゲイヴンとして注目され、「隊長 仲間はずれはよくないなぁ、オレも入れてくれないと」という台詞を「オレにも入れてくれないと」と言い換えさせたMADも投稿されている。

ACVD?では彼のCOMボイスが登場。初回生産特典に封入されていた他、DLCとして購入することで入手可能。相変わらずの中の人の怪演ぶりであるが、「機体がダメージを受けてまーす」「もしもーし 避けて下さいよー」「あらら、ねぇこれやばいんじゃない?」「あれれ、まさかビビッちゃった?ギャハハハハハ!」等、ひたすらプレイヤーを煽りにかかって来る。ただし、OW発動時の台詞は真面目な口調となる。
更に後にはUNACボイス化に加え、愛機ハングドマンのブロークンモデル(=イケメン化した頭部パーツ)も配信。「よーし!、おじさん頑張っちゃうよー?、ギャハハハハハ!」等、相変わらずの調子で喋りまくって戦場を賑やかにしてくれる。

搭乗機 “ハングドマン”

名の由来はタロットカードの12番目『吊された男(ハングドマン、Hanged Man)』。
更に言えばエンブレムのデザインはそれの正位置がモチーフ。意味は「努力」「試練」他。因みに逆位置は「無駄」「骨折り損」等。
一応、ACVDにてブースターが黒塗りになったのでそちらならさらに再現できる。
TE防御系パーツで固められた重量二脚AC。カラーリングはブルーグレーを中心に、オレンジのアクセント。
尚ムービー中の配色は特殊なもの(黒塗りのブースター部分、膝盾の装甲等)で、頑張れば一応デカールで彩色出来るがそれでも完全な再現は不可能。
武装はライフルショットガンバトルライフルレーザーブレード

ストーリーミッション07では武装が一部変更されており、カラサワと威力型レーザーライフル、バトルライフル、中型ミサイルを装備している。

APやTE防御は目を見張る高さだが、肝心のKE防御が1000を下回る低さのため、ガトリングガンライフルで簡単に撃破できる(ただしアップデート後はKE防御が1100以上あるので弾かれる)。
しかし、ストーリーミッション00のデモでも見せているようにブーストチャージを積極的に狙ってくる上に、武装の火力が全体的に高いため、油断していると一瞬で畳みかけられてしまうことも。

またSM07の最終盤で一度撃破されても、コアに大穴が空く等明らかにパイロットが(人間ならば)生きてはいないであろう程大破した状態にも関わらず何と再起動。
側にあった鉄筋コンクリートの柱を引き抜き、即席オーバード・ウェポンとして襲い掛かってくる。
ハイブーストをバンバン吹かして迫って来る上、避ける為に周りにある柱の陰に隠れようとしてもそれを一撃の元に木っ端微塵にしてくる様は恐怖以外の何でもない。

ヒュージキャノンを何発も撃ち続ける、不可解な再起動と引き抜いた柱に流し込まれた謎の青白い光を放つエネルギー、完全撃破時の異常な大爆発など、通常のACとの異質さが窺われる描写が多い。

英語版

担当声優はウォーリー・ウィンガート(Wally Wingert)。
藤原氏と比べると流石に癖は抑えめだが、飄々とした主任の言動を巧みに演じている。
台詞にはアメリカ英語での口語表現が非常に多いので、砕けた英語に不慣れだと聞き取りが難しいかもしれない。

なお、英語版ではストーリー終盤になっても口調があまり変化せず、最後までフランクな喋り口である。

関連項目

藤原氏の渾身の演技もあり、印象的な台詞が非常に多い。


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