ACVの登場人物。声優は藤原啓治。英:Chief. シティ代表と契約を結んだ企業実働部隊の、文字通り主任を務める。 一見おちゃらけた言動ながら、端々には人命を厭わず、弱者を容赦なく見下す冷酷さが垣間見える。さながら戦闘狂のような怪人物。 その正体についてはキャロルともども作中では明確にされていないが、少なくとも普通の人間ではないようである。 ACVD-LINKのアーカイブによれば、ACV本編後もタワーへ近づこうとするフラン達の前に敵として現れており、 初版編者はこのキャラクターが発表された当初、『キャーシュニンサーン!!』というKQネタに使われることを予想していたが、実際には声を担当した藤原啓治氏の好演(怪演)が特に目立ち、発売後もそういった言説はほとんど見られない。 また、某所では早い段階からゲイヴンとして注目され、「隊長 仲間はずれはよくないなぁ、オレも入れてくれないと」という台詞を「オレにも入れてくれないと」と言い換えさせたMADも投稿されている。 ACVD?では彼のCOMボイスが登場。初回生産特典に封入されていた他、DLCとして購入することで入手可能。相変わらずの中の人の怪演ぶりにより、「機体がダメージを受けてまーす」「もしもーし 避けて下さいよー?」「あらら、ねぇこれやばいんじゃない?」「あれれ、まさかビビッちゃった?ギャハハハハハ!」等、ひたすらプレイヤーを煽りにかかって来る。ただし、OW発動時の台詞は真面目な口調となる。 搭乗機 “ハングドマン” †名の由来はタロットカードの12番目『吊された男(ハングドマン、Hanged Man)』。 ストーリーミッション07では武装が一部変更されており、カラサワと威力型レーザーライフル、バトルライフル、中型ミサイルを装備している。 APやTE防御は目を見張る高さだが、肝心のKE防御が1000を下回る低さのため、ガトリングガンやライフルで簡単に撃破できる(ただしアップデート後はKE防御が1100以上あるので弾かれる)。 またSM07の最終盤で一度撃破されても、コアに大穴が空く等明らかにパイロットが(人間ならば)生きてはいないであろう程大破した状態にもかかわらず何と再起動。 ヒュージキャノンを何発も撃ち続ける、不可解な再起動と引き抜いた柱に流し込まれた謎の青白い光を放つエネルギー、完全撃破時の異常な大爆発など、通常のACとの異質さが窺われる描写が多い。 以上のことから、 主任が駆るハングドマンはそもそもACではないのではないか、 そう、かつてのナインボール・セラフのようなものではないかと一部のものは主張する。 英語版 †担当声優はウォーリー・ウィンガート(Wally Wingert)。 なお、英語版ではストーリー終盤になっても口調があまり変化せず、最後までフランクな喋り口である。 余談 †ACVDの設定資料集に収録されている開発者インタビューにて、モチーフ元がアイアンマンのトニー・スタークとダークナイトのジョーカー(奇しくも日本語吹き替えはどちらも藤原啓治)であることが明かされている。 ACVとACVDの間の出来事である「FORGOTTEN DAY」では、主任とキャロルは「人間と世界を守るために生み出された」作られた存在であることがキャロル自身から明かされている。 人類の管理者になれなかった人類の観察者として資料集では扱われており、乗機のEXUSIAが天使第六位を表すことが一部では話題になっていたが、まさしく「9のなりそこない」であったとも考えられる。 「FORGOTTEN DAY」では、人類の守護と復興を使命と考えるキャロルとは違い、人間の可能性が見れるのなら破滅でもなんでもいいと考えており、アイザックを引き込んだのもそうした思惑からである。 関連項目 †藤原氏の渾身の演技もあり、印象的な台詞が非常に多い。 |