AC3にて初登場した、キサラギが誇る浪漫の塊こといわゆるパイルバンカー。
“杭”や“とっつき”、“パイル”あるいは”“バンカー”とも呼ばれる。
ちなみに、『ARMORED CORE BRAVE NEW WORLD』にて、とっつきは登場人物の台詞に登場しており、実質的にフロム公認スラングである。
レーザーブレードとは異なり使用時のEN消費が無い上、破壊力はべらぼうに高く、一撃でACを大破寸前まで追い込める。NIOHやKIKUともなれば並みのACならば一撃で吹っ飛ぶ威力。
ただし、使用回数に制限があるほか、ブレードホーミングが行われず、攻撃にかなりのタイムラグがあるという欠点を持つ。このため、命中率は非常に低くなり、実用性は限りなく低い。
このことから、“最高の攻撃力と最高の当てにくさを誇る”武器と評されることもあり、当てるには相当の技量が必要となっている。
もっとも、この武器は実用性もさることながら、いかにも“漢の武器”的な外見を持つ一種のビジュアル武器(即ち、ネタパーツ)でもあるため、どちらにしてもファンは多い。
4でも見事残留を果たした…が、やっぱり当てにくい。
fAではアルゼブラがまさかの期待に応え、ストロングバージョン「KIKU」をリリース。とっつきマニア達を狂喜させた。
もはや壊せないものは無いといった趣で通常版ともども大物破壊にその攻撃力を遺憾なく発揮してくれるであろう(事実、ゲーム中では対アームズフォートの切り札となる)。
しかしなんというかたった一発の薬莢であの破壊劇とは恐ろしいまでの攻撃効率ではある。
ACVではCE属性のHEATパイルと名を変えて登場する。ゲームスピードの変化もあり実用的な近接武器に昇華したが、ネタでなくなったことを寂しく思うマニアもいるとかいないとか。
元々射突型ブレードはゲーム画面上では単に“BLADE”と表記されていたのだが、そちらはKE属性の実体刃ブレードに割り当てられた。
また、一部のタンクにブーストチャージと連動するオプションとして、純粋な射突型ブレードが備え付けられており、このジャンルは密かに存続している。
ACVD?でもR14-WMS GOLEMが左腕に装備しており、驚異的な威力を発揮する。
AC6では正真正銘のパイルバンカーとなるPB-033M ASHMEADが登場。
通常では相手に詰め寄りながらパイルを打ち込み、チャージ時は強力なアッパーと共にパイルを打ち込む。通常では誘導補正はあるが、チャージでは誘導補正がない。
余談 †
ちなみに、一時期当サイトのメインチャットにて『金の杭』という言い回しが用いられたことがあった。
チャットが硬直した際に用いられるもので、元ネタはこのパーツの異称である“杭”と、某RPGの石化状態を回復するアイテム“金の針”。
また、突く際の効果音から来ているかどうかは不明だが『( ´∀`)σ)∀`) がしょん!』と言う顔文字が用いられることもある。
同フロムソフトウェアが後に開発したアクションRPGのBloodborneでは「パイルハンマー」という仕掛け武器が登場するのだが、
金属の剣型の杭を伸縮させる機構が搭載されており、変形で縮めた杭をタメ攻撃で射出すると同時に敵に向かって叩き付けるという、
まさに射突型ブレードそのもののような性能をしている。
タメ攻撃を放つには静止した状態で2秒ほど溜める必要があり、こちらの3系とっつきよりもはるかに当てづらいが、
そのぶん破壊力は絶大で、当てられれば敵対プレイヤーは一撃必殺かよくて瀕死、雑魚敵は吹き飛ばし、強モブやボスのHPもごっそり削ってくれる。
また、あちらにもHEATパイル……を捩ったヒートパイルなる戦法が存在する。
関連項目 †