コアに内蔵されるACの動力源。ACが必要とする全エネルギーの発生源である。
機動力のみならず機体全体のポテンシャルに影響する、最重要とも言えるパーツ。
ACの操作に慣れたプレイヤーが初期機体を構築し直す場合、武器やフレームよりもジェネレーターとブースターを優先して強化する場合が多い。

余剰エネルギーをプールするコンデンサを備えており、ブースターやエネルギー武器の使用、ラジエーターの緊急冷却時などにコンデンサ内のエネルギーが消費される。

各シリーズにおける特徴

PSACシリーズACLR

初代からLRまでのジェネレーターは、コンデンサにレッドゾーンと呼ばれる非常容量ブロックが設けられている。消費がレッドゾーンに差し掛かると警告音が鳴り始める。
レッドゾーン分も使い切ってしまうとチャージングとなり、エネルギーが全回復するまでコンデンサのエネルギーを消費する行動の一切が不可能となる。しかも通常時よりも復帰までに著しく時間がかかり、非常に危険な状態となる。

高出力型が好まれる傾向があり、AC2SLではほぼ完全に最高出力型の一択である。
一方、PSACシリーズでは余剰出力限界と速度計算におけるジェネレーター重量無視の理由から、Nシリーズでは熱概念の関係から、最高出力型がベストの選択肢とは限らない。
特にNシリーズの金剛等に代表される最高出力型は非常にクセが強く、機体に合わせて最適なジェネレーターを選択する必要がある。

4シリーズ

機体の稼働エネルギーだけでなくコジマ粒子の生成も司っており、プライマルアーマーオーバードブーストの性能に大きく影響するため、様々な選択肢がある。

エネルギーを全て使い切ってもチャージングは発生せず、レッドゾーンも存在しない。しかし、クイックブースト発動の際に残りエネルギーが不足していると残りエネルギーを使い切ったうえで不発になり、短い警告音が鳴る。

ACfAではレギュレーションファイルによっても異なるが、機種ごとの重量とエネルギー容量の差が極めて大きく、最軽量のGN-SOBREROと最重量のARGYROS/Gとでは重量で約12倍、エネルギー容量でも約2倍もの差がある。またエネルギー容量は重いほど増える傾向が強く、さらにジェネレーターの重量が機体の加速度に与える影響が大きい。なおかつ、中型のジェネレーターでもグレネードキャノン並みの非常に大きな重量があるため、アセンブルの調整を含めたパーツ選択が難しくなっている。

Vシリーズ

4シリーズと同じくチャージングは発生しないが、エネルギー残量が30%を切るとコンピューターボイスによる警告がなされ、同時に警告アラーム音が30%を上回るまで鳴り続ける。

Vシリーズではスキャンモードの導入により機体の消費エネルギーを減少させられるため、大容量型ジェネレーターも扱いやすくなった。主に一撃離脱戦法を取る機体や、消費エネルギーの少ないタンクで採用される。

AC6

内燃型と環流型、コーラル内燃型の三種類の属性が存在し、それに応じてブースターの噴射炎、機体爆発時の色が変化する(内燃型がオレンジ、還流型が青、コーラルが赤)。
容量が減少するとゲージが赤くなり、警告音が鳴る。

エネルギー兵装を使用してもコンデンサのENを消費しなくなったため、消費する手段は地上でのブースト移動を除くブースター関連アクションに限られる。
チャージングの概念がごく緩やかなものではあるが復活しており、EN容量を使い切った際の復旧には若干の時間を要するようになった。
ただし旧作よりもその時間は格段に短く、復旧時にもある程度のEN容量を確保した状態となるため、さほど致命的なものではない。
これらの復旧時間や復旧時のEN容量は復元時補充ENや供給復元性能といったステータスにより影響を受けるが、場合によってはあえてENを使い切った方が却って立て直しが容易となるケースも存在する(特にコーラル内燃型が顕著)。
また、地上と空中でEN回復速度が著しく異なるのも特徴であり、復元時補充ENや供給復元性能によっては滞空中に何もしなければゲージが回復する事もあるが、接地状態であればすぐにフル回復する。

また、エネルギーを消費しなくなったと言ってもEN兵装への適性は存在するため、アセンに応じて出力以外のパラメーターに目を向ける必要がある。

原理について

AC用ジェネレーターの原理については公式にほとんど明言されてこなかったため、ユーザー間でもメジャーな疑問である。
ARMORED CORE Retribution及びAC4アナザーストーリーVol.4『熱砂の嵐』にて、水素を使用した複合型燃料電池として記述されたのが事実上、初のオフィシャルアナウンスと言える。Retributionではその発電効率は83%と表記されており、また『熱砂の嵐』ではタービン併用のコンバインド・サイクルとして描写されている。
一方で、AC4アナザーストーリーVol.1『海上空港奪還作戦』では、ジェネレーターに併設された蒸気タービンの駆動音を「ノーマルやMTからは決して発することがない」としているため、矛盾が存在しているように考えられる。

A NEW ORDER of “NEXT”誌面の説明では、ネクストのジェネレーターは「発電機構・蓄電機構・コジマ粒子発生機構」の三部位からなるとされ、その発電機構の実態が「超高密度水素吸蔵合金燃料とする強化実用燃料電池〔原文ママ〕」であると説明されている。
(デザインにも反映されており、「ジェネレータの外観からどの部位・性能を重視しているかを考えてみるのも面白いだろう」との事)
超高密度水素吸蔵合金は極めて効果対質量体積比に優れており、ジェネレーター外の燃料タンクを廃止してなお一般兵器と比較して長い稼働時間を実現している。
一方、強化実用燃料電池は発電に伴って非常に大きな熱量が発生するため、コアに冷却機構が併設されている。
ノーマルのジェネレーターも同様であるが、コジマ技術の使用を考えられていない。
一方、ネクストのジェネレーターは発生させたコジマ粒子の一部を燃料として使用できるため、ノーマル比で大幅に出力を向上している。(なお、具体的にどのような原理の上にコジマ粒子を発電機構の燃料として使用しているかは言及されていない)
発生するエネルギーは“電気的エネルギー”と明確に表現されている。
また当然であるが、これはあくまでもコジマ粒子とそれを用いた技術が存在する4シリーズでの設定であり、全シリーズ一貫して適用できる設定ではない。

“過去に使用されていた機体を改修・修復して運用している”という設定のACVにおいては、ジェネレーターを新規に製造するだけの技術は完全に失われている。
このため、損傷の少ない状態で発見・改修されたジェネレーターは高値で取引されているという。

the AFTER?のパーツデザインにおいて、SUZUMUSHI mdl.1やGe-A-R41に「HYDRO METAL ENERGY」と書かれており、金属水素を用いていることを仄めかす記述がある。尚も、正式な設定ではないようだ。
金属水素は金属結合した水素原子の塊であり、密度は液体水素の12倍。さらに分子に再結合させることで水素/酸素反応の20倍ものエネルギーを発するため、現実でもスペースシャトルやロケットの推進剤として注目を集めている。

ちなみにPSACシリーズにおいては水素タービンという動力機関の存在が明らかになっている。
これはセントーアなどに動力として使用されているが、ACに搭載されている意の記述は現状確認されていない。

AC6の動力エネルギーの大半は不明だが、IA-C01G: AORTAとIB-C03G: NGI 000の2種類のみコーラルを動力に用いているのが明確になっている。
いずれもルビコン調査技研?製。


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Last-modified: 2024-09-21 (土) 22:34:26 (17d)