ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場する物質。

かつてルビコン3で発見され、新世代のエネルギー資源及び情報導体として人類社会に飛躍的な発展をもたらすと目されてきたが、ルビコンとその周辺星系を巻き込むアイビスの火を引き起こし、焼失した。
残留したコーラルはルビコンの大気上層のカーマンラインに滞留しており、これを取り込むことでACの動力に代える事が可能。

主にルビコンの各地にある地中支脈から井戸となる設備を通して汲み出される。湧出するコーラルは赤黒い液体だが、活性の程度によっては赤く輝く粒子のようにも振る舞い、不活性化状態では黒い結晶状の固体となる。
ウォッチポイント?も本来は支脈を監視してコーラルの流入制限を行う為の施設である。

エネルギー資源や情報導体としてのみならず食料、向精神薬としても用いられる多用途性が特徴。第1〜第6世代の強化人間もこの物質に支えられた技術だった。

コーラルは爆発や衝撃によって逆流現象を引き起こすなど極めて不安定な物質で、これによる破壊は汚染を伴う。
活性コーラルはレーダーと干渉して電波障害を発生させる事もあるが、情報導体としての特性から放置された残骸のシステムを一時的に復旧させる事もある。

食料としてはミールワームを養育するための飼料としての性格が強いが、一部のドーザーはそれを「ろ過」と称して好まず、コーラル自体を直接摂取している。
摂取形態やその味については作中特に言及はされていないため、二次創作物においては制作者の考察に基づき様々な描写がされているが、先述した液状の湧出コーラルの描写の存在や薬物としての特性を踏まえてか、『過去にコカインを含有していたことで知られる某炭酸飲料』になぞらえる向きもある。

コーラルは自己増殖する生体物質であり代表的な性質に鳥や魚にも似た群知能(同族同士で集まろうとする性質)を持つ。
また、自己増殖の増殖速度は個体群密度の影響を受ける。特に真空状態では密度が最大化するため、相変異が始まった場合は指数関数的に増殖していく。

この群知能によって集まり、そして増殖した集積コーラルの発見がルビコンにおける星外企業、ひいてはハンドラー・ウォルターの目的である。

関連項目


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Last-modified: 2024-04-07 (日) 22:32:04 (19d)